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福岡人お仕事トーク Vol.020 7/7 リオデジャネイロ パラリンピック 車いす男子マラソン 日本代表内定 山本浩之 氏

2016.07.07福岡人お仕事トーク

福岡をキーワードに福岡で・日本で・世界で活躍する、あの人のお仕事の話をお届けするコーナー「福岡人お仕事トーク」。
第20回目のゲストは、福岡出身 リオデジャネイロ パラリンピック 車いす男子マラソン 日本代表内定 山本浩之さんです。
障がい者スポーツとの出会いや、苦労したことなどのお話を語っていただきました。
是非ご覧ください。

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《山本浩之さん プロフィール》
1966年5月31日生まれ。福岡県出身。
趣味/写真撮影・音楽鑑賞
座右の銘/自分が出来る事を精一杯する!

メダルを獲得し、障がいのある子どもたちがアスリートを目指せる環境を作ります。

 

福岡出身
リオデジャネイロ パラリンピック
車いす男子マラソン 日本代表内定
山本浩之さんのお話

 

■車いす生活になったきっかけ
20歳の時の交通事故でした。バイクで走行中に乗用車に巻き込まれ、背骨を強打しました。当時のことは、激しい痛みでほとんど記憶はありません。すぐに飯塚のせき損センターに運ばれ手術を受けましたが、「あなたは一生車いす生活になりますよ」と言われました。しかし不思議とあまりショックはありませんでした。車いす生活になると面倒くさいなと思ったくらいです。突然障がい者になり、落ち込んだのは両親でしたが、その後も色々と応援してくれたことに感謝しています。

 

■障がい者スポーツとの出会い
最初の出会いは車いすバスケットでした。ものすごいスピードでドリブル・シュートを決める姿に衝撃を受けたのを覚えています。リハビリの一環として始めたバスケットでしたが、スポーツを通して少しずつ行動範囲が広がりました。そして何より、車いす生活になっても出来ることが沢山有ることを知りました。バスケットの遠征でホテルに泊まるために自分の身の回りのことは自分で出来るようになりましたし、車の免許も取得しました。情報処理の専門学校に通い、プログラマーの資格も取得しました。競技をしながら仕事も精一杯頑張ることで、周りの皆さんからも応援していただけるようになりました。
体力作りのために参加した車いすマラソン大会で、陸上競技と出会いました。バスケットのようなチーム競技と違い、努力すれば自分一人でも実力が伸ばせることに、とても魅力を感じました。そして34歳の時、陸上競技に転向しました。2006年には世界を目指し、海外のレースにも積極的に出場するようになりました。車いすマラソンとの出会いによって、一気に世界が広がりました。昔は地元北九州市からほとんど出ることもありませんでしたが、今は世界各国を飛び回っています。車いす生活になってから『人生が面白い!』と感じます。スポーツを通して日々挑戦し続けられることに感謝しています。

 

■苦労したこと
2008年に初めて出場した北京パラリンピックでは、とにかく世界の壁の厚さを痛感し、競技に集中するため思い切って仕事をやめました。もちろん家族の協力と理解があったからこそ、できたことだと思います。堂々と世界で戦える力を付けるため、必死になり練習しました。
そしてあの2011年2月、長男が飲酒運転の車により命を奪われました。当時は練習も身に入らない程落ち込みましたが、悲しみを力に、死んだ息子の分まで走ると誓いました。現在は妻とともに飲酒運転撲滅活動に取り組んでいます。大会では競技用車いすに「STOP!!飲酒運転」のステッカーを貼って臨みます。息子が一緒に走ってくれている気がするのです。
2012年ロンドンパラリンピックでは、メダルを目指し出場しました。とにかく応援してくれている全ての人に、頑張っている姿を見てもらいたいという気持ちで挑みました。しかしマラソン5キロ地点までトップでしたが、他の選手との接触で22位に終わりました。本当にショックでした。もう逃げてしまいたいとも考えました。しかしこのままでは終われないと思い、諦めずに競技を続けていく事を決意しました。そしてついに、2013年ボストン・マラソンで優勝出来たのです。更に今、世界5大マラソン大会から招待状がくる、世界のトップアスリートになることが出来ました。

 

■働く人へのメッセージ
アスリートの仕事も一緒ですが、まず仕事を好きになることですね。大変な中にも楽しみをみつけていくことで、新たな発見が沢山あります。また、仲間や家族に感謝の心を忘れずに接することでお互いによき理解者となります。ですから私は、家族には積極的に「ありがとう」を言いますよ。

 

■これからの夢は
リオデジャネイロパラリンピックでメダルを取ることです!車いすマラソンをもっと多くの方に知っていただき、障がい者スポーツはかっこいい!と思ってもらえるよう頑張ります。そして障がいのある子どもたちが未来のアスリートとして活躍できるための活動にも、積極的に取り組んでいきたいと思っています。

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