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福岡人お仕事トーク vol.001 9/3 脚本家 入江信吾 氏

2015.09.03福岡人お仕事トーク

福岡をキーワードに、福岡で・日本で・世界で活躍する「あの人」のお仕事の話をお届けします。

 

追い詰められた状況と あきらめきれない夢が実現させた、脚本家デビュー。

脚本家 入江信吾 氏

《入江信吾さんプロフィール》

1976年5月4日生まれ。

福岡県出身。

日本脚本家連盟員。

映像制作集団アイリス・イン代表。

主な作品 【映画】白夜行、RISE UP 【ドラマ】TBS 月曜ゴールデン「釣り刑事」、TBS連続ドラマ「東京スカーレット」フジ 金曜プレステージ「医療捜査官 財前一二三」 テレビ朝日「相棒」 SeasonⅣ 第7話・ SeasonⅥ  第6話 【アニメ】黒子のバスケ、ログ・ホライズン

(写真・インタビュー 竹下章太郎)

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福岡出身の脚本家 入江信吾さんに聞く、脚本家のお仕事

■どうやって脚本家になったのですか?

作品を作るという事に小さい頃からとても興味があり、高校時代に監督・脚本・撮影を一人でこなし、友達と「太陽にほえろ」のパロディー自主制作映画を作ったのが初作品です。   大学を卒業する頃には就職も考えたけど、どうしても作品作りをあきらめきれず、夢を追いかけることを決めました。その後は派遣会社で働きながらコンクールに応募し続ける生活を送る毎日。でも映像を撮る能力はなかったので、脚本作りに絞ろうと決意しました。 出だしは良く、脚本家を志して二年目で応募したコンクールでなんと最終選考に残ることに。 ところがその後事態は一転して、力はついているはずなのに応募しても落選しまくる毎日。同級生の友達は一流企業で活躍していたり、結婚して家族が出来たりしていてそんな生活を心の中では羨ましいと思いながら、でも夢をあきらめきれずこのままやっていていいのか?しかしどうやったら結果が出るのか分からない深い闇に迷い込んでしまった。 そんなある日運命を変える出来事が起こりました。 今はやっていませんが、東映株式会社さんの「三年間脚本を勉強しながら給料がもらえる」という素晴らしい企画を見つけすぐ応募し、何とか入ることができました。 それまではほとんど独学だったのでコンクールで落選してもそれが何故なのかが全く分からなかったが、そこでは一流のプロデューサーが何故悪いのかを指摘してくれ、二十四時間脚本の事を考えられるとても恵まれた環境に身を置くことができ、そこで力を付けることができました。 そして二十九歳の時に「相棒」で念願のデビューを果たすことができました。今思い返すと、追い詰められた状況とあきらめきれない夢が実現させた、執念のようなものだったかもしれません(笑)。

 

■脚本家で一番苦労することはどんな時ですか?

「直し」をする時ですね。一度書いたものに対して、監督・役者・プロデューサー等々色々な人たちから修正が入ります。要望通りに直さないといけないけど、面白い作品にもしないといけない。 特にサスペンス系は緻密な構成でストーリーが成り立っているので、一部が変わっただけでも全体が大きく変わることが当たり前。それが重なるとハードワークになり、デビューしたころはノイローゼになったほどでした(笑)。それを楽しめるかどうかで成長が変わってくると思います。

 

■脚本家の入江さんが何故映画「なつやすみの巨匠」を企画されたのですか?

デビューしてからはおかげさまで刑事ものを中心にお仕事させていただき、キャリアを積ませていただいてます。ただそのイメージが強いため、ほかのジャンルに挑戦したいけど仕事が入ってこない。それならば新境地を自ら切り開こうと行動したのが今回の映画です。 しかし最近の映画は、小説や漫画の原作を実写化したものや原作と大きくかけ離れているものが多いと思う中で、それなら本当に自分が見たい映画を自分の手で作りたいという思いに駆られ、中島良監督と二人で「絶対作り上げる」という決意からのスタートでした。

 

■色々なエピソードがあると思いますが

身銭を切らないことには本気になれない。結婚資金四百万円を切り崩してからのスタートでした。クラウドファンディングの活用や企業様の協力での資金調達、素晴らしい俳優の方々に巡り合うことができて、自分の思い描く作品を作り上げることができました。

 

■これから脚本家を目指す方へ

とにかく面白い作品を作りコンクールに応募して実績を積み、プロデューサーの目にとまるのが基本ですが、一方では今はSNSなどでそういう方とすぐに繋がれる時代です。臆せず自分からアプローチしてみてください。また色々な意味で他人と違う、「自分らしさ」を発揮してください。個人にも作品にも「自分らしさ」が必要な時代です。大きな夢を持ってあきらめず挑戦してください。

 

■これからの夢は

ズバリ、「向田邦子賞」を獲ることです。また俳優の山田孝之さんと仕事がしたいなと思います。そしていい作品を作り続け、いつかは海外デビューしたいですね。

 

「なつやすみの巨匠」

【企画・脚本】入江信吾 【監督】中島 良 【プロデューサー】半田 健 【音楽】江﨑文武

野上天翔、村重マリア、永江 蓮、東 倫太朗、博多華丸、落合モトキ 安達葵紬、板谷由夏、リリー・フランキー、国生さゆり

★好評につき9月11日までロングラン上映決定!

福岡中洲大洋映画劇場に是非足を運ばれてください (住所:福岡市博多区中洲4-6-18  電話:092-291-4058)

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