2025年1月3日
労務・人事ニュース
「加賀市コンベンション助成制度」開始、最大400万円の支援で地域活性化
加賀市 団体旅行の主催者様向け「コンベンション開催助成制度」
2024年5月14日、「コンベンション開催助成制度」の申請受付が開始されました。この制度は、団体旅行の主催者を対象に、加賀市およびその周辺でのコンベンション開催を支援することを目的としています。地域活性化を促進し、加賀市の魅力を広めるため、宿泊を伴うイベントや会議にかかる費用の一部を助成します。
対象となるコンベンションは、学会や総会、大会、研修会、講習会、シンポジウム、文化・スポーツイベント、さらには合宿や修学旅行など多岐にわたります。助成を受けるには、いくつかの条件を満たす必要があります。まず、加賀市内およびその近隣のコンベンション施設を利用すること、加賀市を越える規模であること、さらに参加者が加賀市内の宿泊施設に宿泊し、延べ宿泊者数が30人以上であることが求められます。また、政治的・宗教的活動を目的としないことや、国や地方公共団体が主催するものでないことも条件に含まれます。ただし、教育委員会が主催する合宿や修学旅行に限り、地方公共団体が関与する場合でも助成対象となります。
助成金額は、宿泊者1人あたりの金額で設定されており、その内容はコンベンションの規模や種類によって異なります。国内的な学会の場合は1泊あたり700円、国際的な学会の場合、国外居住者には3,000円、その他の参加者には700円が助成されます。その他のイベントについても、国内的な規模では500円、国際的な規模では国外居住者に1,000円、その他の参加者に500円が支給される仕組みです。さらに、学生を対象とした合宿や修学旅行の場合、一般宿泊者は1,000円、高校生以下の加賀市公共施設利用者にはそれぞれの学年に応じた助成金額が設定されています。助成の限度額は最大で400万円に達することもあり、主催者にとって大きな支援となることでしょう。
2024年度から、この助成制度の手続きが簡素化されました。協議書や実績報告書、宿泊証明書、請求書などの押印が不要となり、押印が必要なのは委任状のみとなりました。この委任状は原本を郵送または直接提出する必要がありますが、それ以外の書類はメールやファックスでの送付が可能です。この変更により、申請者の負担が軽減され、よりスムーズな手続きが実現しました。
申請に必要な書類は、開催前に提出する事前協議書と、開催後に提出する実績報告書などが含まれます。これらは、加賀市観光商工課のウェブサイトからダウンロード可能です。開催前には事業開始の2週間前までに、開催後は終了から1か月以内に提出することが求められます。書類の審査が完了し、内容が適正であると認められた場合、助成金が支払われます。
旅行会社による代理申請も可能で、主催者から委任状を取得することで手続きを進められます。このような柔軟な対応は、主催者や旅行会社にとって大変便利です。加賀市でのコンベンション開催を検討中の団体や旅行業者にとって、この助成制度は非常に有益な支援策となるでしょう。
今回の制度は、加賀市が地域の活性化を目指し、幅広い団体のニーズに応えるためのものです。多くの主催者がこの制度を活用し、加賀市を舞台にした成功したイベントや会議が開催されることが期待されています。助成金の申請を希望される場合は、早めの準備と適切な書類の提出を心掛けてください。この制度を活用することで、加賀市でのイベント開催がよりスムーズかつ充実したものとなるでしょう。
⇒ 詳しくは加賀市のWEBサイトへ