2024年4月20日
労務・人事ニュース
「目を光らせ、安全を守る」令和6年度全国安全週間の展開
令和6年度「全国安全週間」を7月に実施(厚労省)
厚生労働省が主催する「全国安全週間」が今年も7月1日から7日まで開催されます。この期間、産業界全体で労働災害の防止と安全意識の向上に向けた活動が行われます。特に、今年度のスローガン「危険に気付くあなたの目 そして摘み取る危険の芽 みんなで築く職場の安全」は、静岡県の福井洋明氏による提案が採用されました。
「全国安全週間」は今年で97回目を迎え、その目的は労働災害の発生を抑制し、労働現場での安全文化を根付かせることにあります。過去には、労使共同で安全対策を実施してきた結果、死亡に至るような事故は減少傾向にありますが、重傷を伴う事故は依然として多く発生しており、特に転倒や腰痛による労働災害が多い状況です。
厚生労働省は、更なる災害減少を目指し、労働者一人一人が安全に作業できる環境作りを進めています。この取り組みは、今年3月に策定された第14次労働災害防止計画に則り、労使が協力して進めるべき重要な課題です。今年度は計画の第2年目に当たり、その実行が一層求められています。
全国安全週間の準備期間として、6月1日から30日までは、職場での安全対策の見直しや安全教育の強化が行われます。本番の週間には、全国の職場でスローガンの掲示や安全巡視、さらには労働安全に関する講習会が実施される予定です。
このイベントを通じて、労働災害の未然防止と、作業環境の安全性向上が図られることを目指します。企業や労働者にとって、安全は最優先事項です。今年の「全国安全週間」が、再びその重要性を全国に訴える機会となることでしょう。
⇒ 詳しくは厚生労働省のWEBサイトへ