労務・人事ニュース

事故防止対策支援推進事業に係る補助金の申請受付を開始 ～バス、タクシー、トラック運送事業者等の交通事故防止のための先進的な取組等を支援～（国交省）

令和6年7月29日、物流・自動車局の安全政策課と技術・環境政策課は、交通事故防止のための先進的な取り組みを支援する「事故防止対策支援推進事業」の補助金申請受付を開始しました。この支援事業は、バス、タクシー、トラック運送事業者を対象に、交通事故防止に向けた様々な取り組みを促進することを目的としています。

支援対象の取り組みは次のとおりです。まず、先進安全自動車（ASV）の導入に対する支援があります。これは、車両の衝突被害軽減ブレーキや車間距離制御装置、ドライバー異常時対応システム、先進ライトなどの安全装置を導入する事業者に対して補助金を提供するものです。補助率は中小企業者の場合は1/2、その他の場合は1/3で、補助限度額は10万円から15万円です。

次に、運行管理の高度化に対する支援があります。デジタル式運行記録計や映像記録型ドライブレコーダーの導入を促進し、これにより運行管理を効率化することを目的としています。補助率は取得経費の1/3で、1台あたりの補助限度額は2万円から13万円です。また、1事業者あたりの上限額は80万円（特定の条件下では120万円）となっています。

過労運転防止のための支援も重要な取り組みの一つです。ITを活用した遠隔地における点呼機器や運転者の疲労状態を測定する機器などを導入することで、運転者の過労を防ぐことを目指しています。こちらの補助率は1/2で、1事業者あたりの上限額は80万円です。

最後に、社内安全教育の実施に対する支援があります。国土交通大臣が認定したコンサルティングメニューを利用する事業者に対して、コンサルティング費用の1/3を補助し、上限額は100万円です。

申請受付は、令和6年7月30日から令和7年1月31日までの期間で行われ、申請受付場所は株式会社TOPPANとなっています。申請期間内でも、予算額に達した場合は受付が終了しますので、早めの申請が推奨されます。詳細は株式会社TOPPANの申請ポータルサイトまたは国土交通省のホームページをご確認ください。

この支援事業を通じて、交通事故防止に向けた取り組みが一層促進されることが期待されています。関心のある事業者の皆様は、ぜひこの機会を活用して、安全対策を強化してください。

⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ