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2024年6月3日

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令和5年12月の毎月勤労統計調査結果 事業所規模別および業種別の労働時間と給与の詳細分析

毎月勤労統計調査地方調査 令和5年12月分結果概要(厚労省)

事業所規模5人以上 調査産業計

令和5年12月の労働統計データが発表されました。この統計は、事業所規模が5人以上の調査産業計を対象としています。全国の常用労働者数は5290.8千人に達し、総実労働時間は136.1時間でした。この総実労働時間の内訳として、所定内労働時間が126時間、所定外労働時間が10.1時間となっています。さらに、平均出勤日数は17.6日でした。

給与に関しては、現金給与総額が572,315円で、その内訳として、きまって支給する給与が271,904円、所定内給与が252,505円、特別給与が300,411円となっています。

今回のデータから、以下のような労働環境の傾向が読み取れます。まず、総実労働時間のうち所定外労働時間が約10.1時間となっており、これは残業時間を示しています。また、特別給与の金額が所定内給与に比べて高いことから、ボーナスなどの特別な支給が多かったことが伺えます。

事業所規模30人以上 調査産業計

令和5年12月の労働統計データが発表されました。この統計は、事業所規模が30人以上の調査産業計を対象としています。全国の常用労働者数は2973.15千人に達し、総実労働時間は143.3時間でした。この総実労働時間の内訳として、所定内労働時間が131.2時間、所定外労働時間が12.1時間となっています。さらに、平均出勤日数は18日でした。

給与に関しては、現金給与総額が712,675円で、その内訳として、きまって支給する給与が311,167円、所定内給与が285,807円、特別給与が401,508円となっています。

今回のデータから、以下のような労働環境の傾向が読み取れます。まず、総実労働時間のうち所定外労働時間が約12.1時間となっており、これは残業時間を示しています。また、特別給与の金額が所定内給与に比べて高いことから、ボーナスなどの特別な支給が多かったことが伺えます。

事業所規模5人以上 製造業

令和5年12月の労働統計データが発表されました。この統計は、事業所規模が5人以上の製造業を対象としています。全国の常用労働者数は7707.9千人に達し、総実労働時間は159.6時間でした。この総実労働時間の内訳として、所定内労働時間が145.7時間、所定外労働時間が13.9時間となっています。さらに、平均出勤日数は19.2日でした。

給与に関しては、現金給与総額が750,101円で、その内訳として、きまって支給する給与が317,874円、所定内給与が288,030円、特別給与が432,227円となっています。

今回のデータから、以下のような労働環境の傾向が読み取れます。まず、総実労働時間のうち所定外労働時間が約13.9時間となっており、これは残業時間を示しています。また、特別給与の金額が所定内給与に比べて高いことから、ボーナスなどの特別な支給が多かったことが伺えます。

事業所規模30人以上 製造業

令和5年12月の労働統計データが発表されました。この統計は、事業所規模が30人以上の製造業を対象としています。全国の常用労働者数は5769.9千人に達し、総実労働時間は161.6時間でした。この総実労働時間の内訳として、所定内労働時間が146.1時間、所定外労働時間が15.5時間となっています。さらに、平均出勤日数は19.1日でした。

給与に関しては、現金給与総額が850,576円で、その内訳として、きまって支給する給与が338,253円、所定内給与が303,258円、特別給与が512,323円となっています。

今回のデータから、以下のような労働環境の傾向が読み取れます。まず、総実労働時間のうち所定外労働時間が約15.5時間となっており、これは残業時間を示しています。また、特別給与の金額が所定内給与に比べて高いことから、ボーナスなどの特別な支給が多かったことが伺えます。

以下に、主要な結果をまとめます。

事業所規模5人以上 調査産業計
常用労働者数:5290.8千人
総実労働時間:136.1時間(所定内126時間、所定外10.1時間)
平均出勤日数:17.6日
現金給与総額:572,315円(きまって支給する給与271,904円、所定内給与252,505円、特別給与300,411円)

事業所規模30人以上 調査産業計
常用労働者数:2973.15千人
総実労働時間:143.3時間(所定内131.2時間、所定外12.1時間)
平均出勤日数:18日
現金給与総額:712,675円(きまって支給する給与311,167円、所定内給与285,807円、特別給与401,508円)

事業所規模5人以上 製造業
常用労働者数:7707.9千人
総実労働時間:159.6時間(所定内145.7時間、所定外13.9時間)
平均出勤日数:19.2日
現金給与総額:750,101円(きまって支給する給与317,874円、所定内給与288,030円、特別給与432,227円)

事業所規模30人以上 製造業
常用労働者数:5769.9千人
総実労働時間:161.6時間(所定内146.1時間、所定外15.5時間)
平均出勤日数:19.1日
現金給与総額:850,576円(きまって支給する給与338,253円、所定内給与303,258円、特別給与512,323円)

これらのデータから、事業所規模や業種によって労働時間や給与に差があることが分かります。特に製造業においては、他の業種と比較して所定外労働時間が多く、特別給与も高い傾向があります。

⇒ 詳しくは厚生労働省のWEBサイトへ