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2024年8月7日

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令和6年度サンマ漁況予報発表、8月から12月まで低水準予想で漁業者に厳しい見通し

サンマの長期漁海況予報が発表されました(水産庁)

令和6年7月30日、国立研究開発法人 水産研究・教育機構は、令和6年度のサンマ漁海況予報を発表しました。今年度の道東から常磐海域にかけてのサンマ漁況は、昨年と同様に低水準が予測されています。

水産研究・教育機構の水産資源研究所が関係機関と連携し、資源調査結果を基にまとめたこの予報は、水産庁の「水産資源調査・評価推進事業」の一環として行われています。この事業は、漁業者や流通加工業者の操業効率化、経営安定化、そして資源の持続的利用を目的としています。

今年度のサンマ漁況について、8月から12月にかけての見通しは以下の通りです。漁期全体での来遊量は昨年同様に低水準となる見込みであり、漁獲物に占める1歳魚の割合も昨年と同等と予測されています。ただし、1歳魚の体重は昨年を下回る見込みです。8月から9月にかけて、北海道からウルップ島東方沖の東経150度から160度の公海に漁場が形成され、10月には道東海域や北方四島周辺海域に魚群が来遊し、一時的に漁況が上向くとされています。

海況については、8月から9月上旬にかけて以下の変動が予想されています。近海の黒潮続流の北限位置はやや北偏から極めて北偏で推移し、親潮第1分枝の張り出しもやや北偏で推移します。三陸沖には冷水域が残り、親潮第2分枝の南限はかなり南偏からかなり北偏で推移すると予測されています。

予報の詳細については、水産研究・教育機構が発表した資料をご覧ください。資料には、6月から7月に行われた表層トロールによるサンマ資源量の直接推定調査結果や、今後の海況の予想図も含まれています。

このように、今年度もサンマ漁業は厳しい状況が続くと予想されています。漁業者や関係者にとっては、適切な対応と対策が求められるでしょう。

⇒ 詳しくは水産庁のWEBサイトへ

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