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2024年4月1日

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令和6年3月版国土交通月例経済報告 多角的に捉えた建設、交通、観光分野の動向

国土交通月例経済(令和6年3月号)(国交省)

国土交通省が発表した「国土交通月例経済報告」の令和6年3月版によると、建設、交通、観光など複数の分野で、前年同月と比較したデータが示されています。この報告では、具体的な数字を用いて各分野の経済動向を詳しく解説しています。

建設分野では、2024年1月の建設工事受注額は前年同月比で減少しており、公共機関からの受注はわずかに増加したものの、民間からの受注は大きく減少しました。新設住宅着工の件数も減少しており、特に分譲住宅の落ち込みが目立っています。

交通分野に目を移すと、バスやタクシーの輸送人員はわずかな増減が見られましたが、JRや民鉄の輸送人員は増加傾向にあります。長距離フェリーの利用者数や車航送台数も増えている一方で、国内外の航空輸送人員は、特に国際線で顕著な増加を記録しました。

観光分野では、訪日外国人の数が大幅に増加し、特に中国からの訪問者増加が際立っています。また、日本国内での旅行消費も増えており、宿泊旅行や日帰り旅行の双方で支出が伸びています。

貨物輸送では、鉄道や自動車による輸送量が前年同月比でわずかな減少を示していますが、内航海運や外貿コンテナの輸送量は安定した動きを見せています。航空貨物の輸送量も、国内線は減少したものの、国際線では増加しています。

その他の分野では、自動車の新車登録台数が減少傾向にあり、特に軽自動車の販売台数の落ち込みが目立っています。高速道路の通行台数や鉄道車両の生産状況、造船業の成果なども含まれており、各分野の具体的な数値を通じて現在の経済状況が詳細に報告されています。

ここから、経済全般にわたる様々な動きが見受けられ、特に建設業や交通、観光分野での大きな変化が注目されます。国内外の経済活動の回復が続いている中で、これらのデータは今後の政策策定や事業計画に重要な手がかりを提供しています。

⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ