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2024年12月26日

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令和7年1月の野菜価格は上昇傾向、主要品目の見通し発表

野菜の生育状況及び価格見通し(令和7年1月)について(農水省)

令和6年12月25日、農林水産省は、令和7年1月の東京都中央卸売市場に出荷される主要野菜の生育状況および価格見通しを公表しました。近年、天候不順が続く中、野菜価格の変動を抑えるため、主要産地や卸売会社への聞き取り調査を継続して実施しています。今回の公表は、主に過去5か年平均を基準とした見通しを示しており、消費者や生産者双方にとっての参考情報となることが期待されています。

1月の野菜市場では、夏秋期の高温や12月の低温、干ばつなど、気象条件の影響を大きく受けた品目が多く見られます。これにより、いくつかの野菜の出荷量が平年を下回り、価格が平年を上回る見通しです。一方、品目ごとに見れば状況は異なり、一部では回復傾向や安定した供給が期待されています。

具体的には、大根や人参、キャベツなどの根菜類や葉物野菜は、多くの主産地で生育が順調でないものの、需要により価格が高騰する可能性が高いです。例えば、千葉県や神奈川県を主産地とする大根は、12月の低温と干ばつの影響で細物傾向が見られ、1月の出荷量が平年を下回る一方で、価格は高値を維持すると予測されています。同様に、キャベツやほうれん草も小玉傾向が見られるものの、生育そのものは回復基調であり、価格は平年をやや上回るとされています。

果菜類についても、きゅうりやなす、トマトなどが天候不順による生育不良や歩留まり低下の影響を受けていますが、回復の兆しが見える品目もあります。きゅうりは宮崎県や千葉県を主産地とし、一部で定植の遅れがありましたが、出荷量は平年並みに推移する可能性があります。また、トマトについては、熊本県などの主産地で小玉傾向が続く中、価格はやや平年を上回る水準を維持する見込みです。

さらに、ばれいしょやたまねぎ、ブロッコリーなどの一部の野菜については、干ばつや低温の影響で収穫量が平年を下回るものの、需要が高まることで価格が高騰すると予測されています。一方で、さといもなど一部品目は平年並みの供給が見込まれており、比較的安定した市場動向となる可能性が高いです。

また、農林水産省では「野菜を食べよう」プロジェクトを通じて野菜消費の拡大を目指し、健康的な食生活の推進にも取り組んでいます。野菜が持つ栄養価やその重要性を伝えるとともに、さまざまなレシピや調理方法を紹介することで、消費者が家庭で野菜をより取り入れやすくする工夫がなされています。詳細な情報は公式ウェブサイトや関連リンクから確認することができます。

全体的に、令和7年1月の野菜市場は品目ごとの特性や地域の気象条件により異なる傾向を示していますが、多くの品目で価格が高騰する見込みであり、消費者や小売業者にとってはコストの影響が懸念されます。農林水産省のデータや提案を活用し、効率的な購買行動と適切な消費計画を立てることが重要です。

⇒ 詳しくは農林水産省のWEBサイトへ

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