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2024年5月14日

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円安と原材料高騰が直撃、2023年度のステーキ店倒産件数が過去最多に

ステーキ店の倒産、過去最多 円安で苦境 ~ 米国産、5年で価格1.4倍に サラダ野菜の高値も響く ~(帝国データバンク)

2023年度において、日本国内のステーキ専門店の倒産件数が前年の5倍に急増し、記録的な10件に上りました。これは2010年以降で初めて2桁に達した数であり、過去最高の件数を更新する形となりました。

この急激な増加の主な要因は、円安の影響により輸入される牛肉の価格が高騰したことにあります。特に米国から輸入されるサーロインをはじめとする牛肉は、2023年度の平均価格が100グラムあたり200円を超え、過去5年間で1.4倍に跳ね上がっています。さらに、豪州産の牛肉も同期間で1.3倍の価格上昇を見せており、食材コストの高騰が避けられません。これに加え、ウクライナの紛争や干ばつなど、異常気象が原因で穀物や牧草の価格が上昇し、これが米国産牛肉の生産コストを押し上げています。

国内では、円安が進んだことで輸入コストが増大し、輸送費も上昇しています。これにより、サラダなどのセットメニューに使用される生鮮野菜の価格も高騰しており、例えばニンジンは一時期、平年比で9割もの値上がりを記録していました。

ステーキ店にとって価格の高騰は大きな打撃となり、特に低価格をウリにしている小規模な店舗では、急激なコスト上昇に対応しきれず、経営難に陥るケースが目立ちました。価格を上げにくい市場環境もあり、多くの店舗が客足を遠のかせるリスクを抱えています。

現在、ステーキチェーン店でも原材料の価格上昇に対応するため、価格改定が相次いでいます。また、コスト削減の一環として、より安価な豪州産や肩ロースなどに切り替える動きや、サラダバーのメニューを見直す試みも行われています。これまで比較的安価に楽しむことができたステーキ店にとっては、厳しい環境が続いており、適切な対策が求められる時期になっています。

⇒ 詳しくは帝国データバンクのWEBサイトへ