2024年4月14日
労務・人事ニュース
多世代が共に働く職場のリアル 高齢者を含む全員が活躍するための心理的安全性と職場環境の構築
独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構 エルダー 2024年4月号
独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構の出版物「エルダー」の2024年4月号では、高齢者の雇用に関する様々なテーマが取り上げられています。
今回の号では、特に高齢者が持つ能力を最大限に引き出し、笑顔あふれる職場環境を作り出す取り組みが紹介されています。たとえば、株式会社村瀬鞄行の林州代社長が、高齢販売員の経験を活かす方法について語っています。
また、心と体の両面から休養の重要性を掘り下げる特集も組まれています。一般社団法人日本リカバリー協会の片野秀樹代表理事が、労働者の休養とその必要性について総論を述べているほか、メンタルやフィジカルの側面から高齢労働者の休息に焦点を当てた記事が掲載されています。
「産業別高齢者雇用推進ガイドライン」の紹介や、高齢者雇用に関する実例を取り上げた連載マンガも読者の注目を集めています。このほか、高齢者が直面する職場のリアルを伝えるための取材記事や、生涯現役で働き続けることの意味を探るインタビューなど、多岐にわたる内容が満載です。
労働に関する法律相談や、シニアのキャリアサポートに関する記事もあり、年齢に関わらず働きたい人々を応援する内容が充実しています。さらに、健康長寿につながる食事の情報や、記憶に残る作品の中の高齢者像についての考察も読み応えがあります。
「エルダー」4月号は、高齢者が活躍する社会をサポートし、多様な人材が働きやすい環境を促進するための貴重な情報源となっています。こうした取り組みを通じて、年齢に関係なく誰もがその能力を発揮し、満足のいく職場で働ける社会の実現に貢献しています。