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2024年4月10日

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建設業における労働環境改善、適正工期設定の勧告(国交省)

工期に関する基準の実施を勧告 ~建設工事の適正な工期の確保をするための基準の見直し~(国交省)

令和6年3月29日に、建設業の工事における工期の基準について、その見直しと実施の勧告がありました。この動きは、適切な工期を設定し、より良い労働環境を作ることを目的としています。これは、令和2年7月に行われた会議をきっかけに議論され、現在に至っています。

今回の見直しは、特に建設業界での働き方改革と、4月から施行される時間外労働の罰則付き規制を考慮しています。これにより、工期の設定における基準が再検討され、より実践的なものとなりました。

主な改定内容は、受発注者が時間外労働を避けるように適切な工期を設定すること、そのための見積りを提出することを含めます。また、受発注者間での良好な関係を築き、協力することの重要性も強調されています。さらに、技能労働者の移動時間や納入に要する時間など、様々な要因を考慮する必要があることも指摘されています。

猛暑日などの自然要因による工期の調整、交代勤務制の導入、労働者の確保に関連するコストを請負代金に反映させることも重要視されています。また、労働環境を改善するための実例として、勤務間インターバル制度の導入などが挙げられています。

これらの基準の見直しは、建設業界における労働環境の向上と、適切な工期設定の普及を目指しています。このような取り組みは、働き手の健康と安全を守り、効率的なプロジェクトの実行を促進することに寄与するでしょう。

今回の勧告は、建設業界における重要なステップとなり、各企業がこれらの基準に沿って動き出すことが期待されています。これにより、建設プロジェクトがより計画的に、かつ効果的に進行することが可能となり、業界全体の発展に繋がることでしょう。

⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ

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