2024年2月24日
労務・人事ニュース
新時代のキャリア形成を支える146の新講座
特定一般教育訓練の指定講座を公表しました(令和6年4月1日付け指定)(厚労省)
厚生労働省は、労働者が自分のキャリアを自主的に向上させるための支援として、特定の教育訓練講座の利用を奨励しています。この取り組みの一環として、令和6年4月1日から新たに146の教育訓練講座がこのプログラムに加わりました。これらの講座は、専門的な技能や資格を身につけることを目指しており、介護支援専門員実務研修や大型自動車第一種免許の取得など、多岐にわたる分野をカバーしています。
教育訓練を受けることで、受講者は自身の職業技能を高め、再就職やキャリアアップにつながる資格を得ることができます。政府は、このような教育の機会を提供することで、労働市場における人材の質の向上を目指しています。
令和6年4月1日現在、この制度によって支援される講座の総数は707に達しています。新たに指定された講座の中には、オンラインで受講可能なものや、夜間や週末に開講されるものも含まれており、働きながらでも学習を続けやすい環境が整っています。具体的には、オンライン講座43講座、夜間講座62講座、土日講座69講座が新設されました。
これらの講座に参加することで、受講者は受講費用の一部を雇用保険から支給されることがあります。具体的には、特定一般教育訓練給付を受けることにより、受講費用の40%(最大20万円まで)が支給されます。これにより、より多くの労働者が専門的な教育を受け、自身のスキルを高める機会を持てるようになります。
厚生労働省は、この制度を通じて、労働者が自らの能力を高め、より良いキャリアを築くことを支援しています。教育訓練を受けたいと考えている人は、この機会を活用して、自分のスキルアップやキャリアアップにつなげることができます。
⇒ 詳しくは厚生労働省のWEBサイトへ