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2025年2月25日

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日本のインフラ技術がインド市場へ!3月5日開催『日本-インド インフラメンテナンスセミナー2025』

「日本-インド インフラメンテナンスセミナー2025」を開催します! ~インド政府関係者等が関心を示した本邦技術の紹介等を行います~(国交省)

国土交通省は、2025年3月5日に「日本-インド インフラメンテナンスセミナー2025」を開催することを発表した。このセミナーは、インフラメンテナンス分野における日本企業の海外展開を促進し、インドとの官民連携を強化することを目的としており、日本とインドの関係者が一堂に会し、インフラの維持管理に関する最新技術や課題について議論する貴重な機会となる。

本セミナーは、「インフラメンテナンス国民会議 海外市場展開フォーラム」の活動の一環として開催される。このフォーラムは、2018年3月に設立され、国内外のメンテナンス関連企業や研究機関が連携し、技術の普及や官民協力を推進するためのプラットフォームとして機能している。特に、海外のインフラ市場への展開を目指す日本企業にとって、現地の課題を理解し、それに対応する技術やノウハウを提供する機会を創出することを目的としている。

今回のセミナーは、インドの首都ニューデリーのThe Claridges New Delhiにおいて、オンラインと併用のハイブリッド形式で開催される。日本時間では14時30分から17時、インド時間では11時から13時30分の間に実施され、参加者は現地会場またはオンライン(Zoomビデオウェビナー)を通じて参加することができる。使用言語は日本語と英語で、同時通訳が提供されるため、日印双方の関係者が円滑に議論できる環境が整えられている。

セミナーのプログラムは、日本とインドにおけるインフラメンテナンスの現状を共有することから始まり、インドのインフラ維持管理に関する課題の議論、実証実験の結果概要の発表、さらには具体的な課題解決に向けたヒアリング結果の共有が予定されている。特に、インド側のニーズに合致した日本の最新技術の紹介が行われる予定であり、日本企業にとっては、自社の技術をインド市場に売り込む絶好の機会となる。

インドは近年、急速な経済成長を遂げており、インフラの整備が国家の重要な課題となっている。特に、道路、鉄道、橋梁、上下水道といった基幹インフラの維持管理が喫緊の課題となっており、日本の高度なメンテナンス技術への関心が高まっている。過去の事例でも、日本の橋梁診断技術や耐震補強技術、スマートメンテナンス技術がインド国内で評価されており、今回のセミナーはこうした技術をさらに普及させるための重要な場となる。

インド政府も、インフラメンテナンスの強化を国家政策の一環として位置付けており、外国企業との協力による技術革新を模索している。そのため、日本企業が持つ高度なインフラ診断技術や、AI・IoTを活用した予防保全システムなどの紹介は、インド政府関係者や企業にとって大きな関心を引くものとなる。特に、近年の気候変動による自然災害の頻発を受けて、耐久性の高いインフラの構築と、それを持続可能な形で管理する技術が求められている。

また、日本企業にとっては、インド市場への参入におけるビジネスチャンスの拡大という観点からも、このセミナーは大きな意義を持つ。インドのインフラ市場は今後も拡大を続けると予想されており、日本のメンテナンス技術がその発展に寄与できる余地は大きい。これまで日本の企業が培ってきた技術力を武器に、新たなパートナーシップを築くことで、長期的なビジネス展開が可能になるだろう。

本セミナーへの参加申込は、特設ウェブサイトを通じて行うことができ、申込締切は3月3日17時までとなっている。参加を希望する企業や研究機関にとっては、インド市場のニーズを直接把握し、現地の関係者とのネットワークを構築する絶好の機会となるため、早めの申込が推奨される。

今後、日本政府としても、こうした海外展開の支援をより一層強化する方針を示しており、インドをはじめとする新興国との技術連携を促進していく考えだ。特に、メンテナンス技術の分野では、日本が世界的にも高い評価を受けているため、その強みを生かした国際展開が重要となる。今回のセミナーを皮切りに、より多くの日本企業がインド市場でのプレゼンスを高め、持続可能なインフラの発展に貢献することが期待される。

⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ