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2024年5月9日

労務・人事ニュース

令和6年度:全国を覆う農薬危害防止の動き―安全使用を徹底

「令和6年度 農薬危害防止運動」の実施について(農水省)

日本全国で農薬の安全な使用を推進する「令和6年度農薬危害防止運動」が、今年の6月1日から8月31日まで行われることが発表されました。この運動は農林水産省が中心となり、厚生労働省や環境省などと協力して、農薬による事故や環境への悪影響を防ぐことを目的としています。

今年の運動では、「守ろう 農薬ラベル、確かめよう 周囲の状況」というスローガンのもと、農薬の正しい使用法や保管方法、そして周囲の環境への配慮が重視されます。特に、農薬のラベル表示に従った使用と、周辺地域への配慮が求められています。これは、人々や家畜への健康被害を最小限に抑えるため、そして有用生物や水質への影響を低減するための取り組みです。

具体的には、正しい防護装備の着用や、土壌消毒剤を使った後の適切な管理、住宅地での農薬使用時の飛散防止対策などが強調されます。また、誤飲事故を防ぐために、農薬は施錠可能な保管場所に置くことも指導される予定です。

この運動の主催者は、国の機関だけでなく、各都道府県や保健所、さらには特別区も含まれており、関連団体が一体となって活動を進めることになっています。これにより、より広範な層に適切な知識が行き渡り、全国的な意識向上が期待されています。

農薬の適正使用に関する情報や、病害虫・雑草管理のためのマニュアル、さらには農薬中毒の症状や治療法についての情報も、農林水産省や環境省の公式サイトを通じて提供されています。これらの資源を活用することで、農薬の安全使用についての理解が深まります。

「令和6年度農薬危害防止運動」は、農業従事者だけでなく、一般の市民にとっても重要な情報を提供する機会です。安全な農薬使用が人々の健康を守り、美しい自然環境を維持するために欠かせない要素であることを、改めて認識する良い機会となるでしょう。

⇒ 詳しくは農林水産省のWEBサイトへ