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2024年5月9日

労務・人事ニュース

令和6年2月末現在、国民年金保険料の納付率が前年比0.7ポイント増の82.1%に:地域差を解明

国民年金保険料の月次納付率について(令和6年2月末現在)(厚労省)

厚生労働省は最近、国民年金保険料の納付状況に関する最新の統計を発表しました。このデータは、特定の月における保険料の納付がどの程度行われているかを示すもので、保険料の納付義務をどれだけの人々が果たしているのかを明らかにしています。

令和6年2月末時点で、令和3年2月分の国民年金保険料の3年経過納付率は82.1%に達しました。これは前年同期と比べて0.7ポイントの増加を示しており、少しずつですが納付率が向上していることが分かります。また、2年経過納付率は83.4%で、前年同期比3.9ポイントの大幅な上昇が見られました。1年経過納付率も81.4%と、安定した納付が続いています。

これらの数字は、国民年金制度における保険料の納付が、時間の経過とともにどのように変化しているかを示す重要な指標です。特に3年経過納付率は、最終的な納付状況を反映したものとして注目されています。

全国の都道府県を見ても、納付率は様々です。例えば、新潟県では最新の3年経過納付率が90.7%と非常に高く、国内でトップクラスの納付実績を誇っています。一方で、大阪府は76.3%と改善が必要な状況にあります。

このように、地域によって納付率に大きな差が存在することは、地方自治体や関連機関が特定の地域に焦点を当てた支援策を考慮する上での貴重なデータとなります。

国民年金保険料の納付は、将来の年金受給権を確保するためにも非常に重要です。厚生労働省は、これからも納付率の向上を目指し、さまざまな施策を推進していく方針です。また、納付が滞っている方々に対しては、支払いを容易にするための相談窓口や支援制度の拡充も図っています。

これからも厚生労働省は、全国の国民年金加入者が安心して将来の年金生活に備えられるよう、納付状況の改善に努めていくことでしょう。この取り組みは、日本の社会保障制度を支える重要な一環として、今後も続けられます。

⇒ 詳しくは厚生労働省のWEBサイトへ