2024年4月29日
労務・人事ニュース
令和6年4月版・国土交通月例経済報告の詳細分析 建設業から交通業界までの最新動向と詳細データ
国土交通月例経済（令和６年４月号）（国交省）
国土交通省は、最新の「国土交通月例経済報告（令和6年4月号）」を発表しました。この報告書では、建設および交通分野の統計データが詳細にまとめられており、各業界の現状が一望できます。報告によると、建設分野では受注状況や住宅着工数に若干の減少が見られますが、一部地域では前年同月比で増加している項目もあります。
建設分野のデータによると、2024年2月の受注高は全体で前年同月比8.7%の減少を記録しました。公共機関からの受注は特に大きな減少があり、18.7%減の1兆5,984億円となっています。一方、民間からの受注は4兆936億円で、比較的小幅な4.0%の減少に留まりました。
住宅着工に関しては、全体で前年同月比8.2%減の59,162戸となり、特に分譲住宅が17.7%減と大きく落ち込んでいます。しかし、貸家部門では前年同月比で1.0%の増加があり、市場の一部に回復の兆しが見られます。
交通分野では、旅客輸送や貨物輸送の統計が更新されています。例えば、バスやタクシーの利用者数は全国的にわずかながら増加しており、バスは前年同月比0.5%増の2億8,847万人、タクシーは10.8%増の8,423万人を記録しました。
このように、国土交通省の月例経済報告は、建設と交通という重要な分野の動向を把握するための貴重な情報源となっています。業界関係者や政策立案者にとっては、今後の計画策定に不可欠なデータが詳細に報告されています。
⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ