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2024年4月27日

労務・人事ニュース

令和6年4月 月例経済報告(月次) 景気は、このところ足踏みもみられるが、緩やかに回復している。(内閣府)

令和6年4月 月例経済報告(月次)(内閣府)

4月の月例経済報告によれば、日本の景気は足踏み状態が続いており、緩やかな回復傾向にあると評価されました。雇用や所得環境の改善により、各種政策の効果も相まって、緩やかな景気回復が期待されています。

ただし、世界的な金融引き締めや中国経済の先行き不透明さなど、海外経済の下振れがリスク要因となっています。さらに、物価上昇や中東情勢、金融市場の変動にも注意が必要です。また、能登半島地震の影響も懸念されています。

政策面では、コストカット型経済から成長型経済への転換を加速させるために、新しい資本主義の取り組みが推進されます。デフレ脱却のための包括的な経済対策や被災者支援策が着実に実行されるほか、日本銀行も金融政策の枠組みを見直し、物価安定目標の実現に向けた運営を行います。政府と日本銀行は緊密に連携し、景気・物価動向に応じた柔軟な政策運営を進めます。

個別にみると、個人消費や設備投資は持ち直しの動きが見られますが、住宅建設や輸出など一部の指標では足踏みがみられる状況です。企業収益や雇用情勢は改善傾向にありますが、製造業における自動車メーカーの影響などに注意が必要です。

総じて、景気回復の兆しが見えるものの、海外経済の影響や自然災害のリスクなどに対応しつつ、成長型経済への転換を進める必要があります。

⇒ 詳しくは内閣府のWEBサイトへ