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2024年4月16日

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2023年度の道路貨物運送業、過去9年で最悪の倒産率を記録 人手不足と燃料費高騰が深刻な影響

2023年度の運送業倒産345件に急増 人手不足・燃料高で採算悪化(TSR)

2023年度には、道路貨物運送業界で倒産が顕著に増加し、345件という記録を更新しました。これは前年と比較して31.1%も増えており、2014年以来、約9年ぶりに倒産件数が300件を超えました。

この状況は、年間を通じて四半期ごとに悪化しており、特に資本金1千万円未満の中小・零細企業が全倒産件数の約73.3%を占め、彼らの厳しい状況を示しています。負債の総額も増加し、前年度と比べて36.1%増の約596億円に達しました。

この倒産の増加は、人手不足と燃料費の高騰が主な原因です。人手不足に関連する倒産は、前年度と比較して118.1%増加し、48件に達しました。特に求人難と人件費の高騰が大きく影響しています。また、燃料費の上昇も企業の経営を圧迫しており、燃料費関連の倒産は141件にのぼり、前年度と比べて76.2%増加しました。

経営環境の厳しさは、ドライバーの労働時間規制の導入やコストの高騰といった変化により加速しています。大手事業者はある程度の対策を進めていますが、多くの中小・零細企業では対策が遅れており、経済的な負担が増大しています。

資金繰りに限界を迎えた企業が次々と倒産に追い込まれ、業界全体に暗い影を落としています。経済環境の悪化とこれに伴う様々な問題が重なり合い、運送業界の将来に対する不安が高まっています。

⇒ 詳しくは東京商工リサーチのWEBサイトへ