労務・人事ニュース

  • TOP
  • お知らせ
  • 労務・人事ニュース
  • 2023年芸能プロダクション業界の危機:倒産が増加し、新時代のマネジメント戦略が問われる

2024年5月14日

労務・人事ニュース

2023年芸能プロダクション業界の危機:倒産が増加し、新時代のマネジメント戦略が問われる

「芸能プロ」の倒産増、過去5年で最多 ~ 所属タレントの独立、YouTuberの台頭など逆風に ~(帝国データバンク)

2023年、芸能界は厳しい時期を迎え、特に芸能プロダクションの業界における苦境が顕著となりました。この1年間で、タレントのマネジメントや育成を手がける数々のプロダクションが経営難に陥り、12件の倒産が記録されました。これは前年の4件から大幅に増加し、過去5年間で最も多い件数です。

倒産の背景には複数の要因が存在します。テレビ制作費の削減や出演機会の減少が直接的な打撃となりつつあり、更にはソーシャルメディアの影響力拡大により、個人で活躍するYouTuberやインフルエンサーが増加。これにより、従来の芸能プロダクションの役割や価値が問い直される事態に至っています。たとえば、昨年は岩本町芸能社が廃業を発表し、同社に所属していたVRアイドルグループ「えのぐ」などが影響を受けました。また、タレントの壇蜜さんや女優の吉岡里帆さんが所属していた事務所も破産や休業に追い込まれるなど、業界の危機が露呈しています。

この逆境に直面しながら、プロダクション内部では所属タレントの独立や創業者の死去、体調不良などの社内事情も追い打ちをかける形で影響しています。これらの事態は、事務所側の対応能力や、タレントに対するサポート体制の重要性を再認識させる結果となりました。

芸能プロダクションが担う役割は多岐にわたります。ファンクラブの運営やメディアへの露出交渉、さらにはトラブル時の対応といったマネジメント業務は、タレント一人ひとりにとって不可欠なものです。今後、プロダクション各社は、これらのサービスをどのように進化させ、新しい時代の要求に応えていくかが求められています。

このような状況の中、芸能プロダクションの倒産や事業の見直しは、業界全体に警鐘を鳴らすとともに、各社に新たな戦略の模索を強いています。今回の調査から明らかになったこれらの動向は、今後の芸能プロダクションの方向性を左右する可能性があります。

⇒ 詳しくは帝国データバンクのWEBサイトへ