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2024年4月6日

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2024年、新電力会社に迫る経営危機と市場の転換点

「新電力会社」事業撤退動向調査(2024年3月)撤退・倒産、2年で7倍~ 支払い負担増で約4割の企業が料金値上げ ~(帝国データバンク)

2020年末以降、エネルギー価格が急騰し、新電力会社は大きな経済的圧力を感じてきました。特に電力調達コストの増加が問題となり、多くの会社が赤字に苦しむ「逆ザヤ」状態に陥りました。しかし、2023年に入ると市場価格が落ち着き始め、それまでに倒産や撤退した新電力会社の顧客が大手電力会社に切り替える必要に迫られました。この結果、「最終保障供給契約」の数は大幅に減少しました。

資源エネルギー庁は、これまでエネルギー価格の高騰に対応するための措置を実施してきましたが、2024年度からは再生可能エネルギーの推進の一環として、その費用を若干引き上げました。また、電力供給の安定を目的として新たな負担となる制度が導入されました。これにより、新電力会社にとっては更なる経済的負担が増加し、その存続が問われています。

本調査では、新電力会社のビジネス環境の変化と、それによる事業の継続性について詳しく分析しました。帝国データバンクが実施したこの調査は、新電力会社の現状を理解するための重要な手がかりを提供しています。特に、2024年3月時点での企業の撤退や倒産の実数、契約の停止や再開の動きを詳細に捉えています。

結果として、119社の新電力会社が市場から撤退または倒産し、これは2年前に比べて7倍の増加を示しています。また、約4割の企業が料金の値上げを余儀なくされています。このような状況は、エネルギー市場全体の不確実性と新電力会社にとっての厳しい経済環境を反映しています。

この調査は、新電力会社の未来に大きな影響を与える可能性があり、エネルギー業界全体の動向を把握する上で重要な意味を持っています。企業の倒産や撤退の増加は、業界再編の兆候かもしれませんし、残った企業には新たな戦略と対応が求められることになるでしょう。

⇒ 詳しくは帝国データバンクのWEBサイトへ