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2024年5月9日

労務・人事ニュース

2024年4月の消費者物価指数詳細 全体指数は107.0、生鮮食品を除く指数は106.4、エネルギー除外指数は106.0

2020年基準 消費者物価指数 東京都区部 2024年(令和6年)4月分(中旬速報値)(総務省)

消費者物価指数(CPI)は、日常生活に必要な商品やサービスの価格変動を示す重要な指標です。この指数は、家計の支出パターンを反映しており、経済のインフレ率を測定するために使用されます。最新のデータによると、2024年4月の全国の消費者物価指数は、2020年を基準値100とした場合、107.0となっています。これは、一年前の同月と比較して1.8%の上昇を示しており、物価の上昇傾向が見られます。

特に注目されるのは、食品やエネルギーを除いた指数で、これらを除外することで、より日常的な消費の変動を詳細に捉えることが可能です。生鮮食品を除く総合指数は106.4、エネルギーも除いた場合の指数は106.0となりました。これらの数値からも、食品とエネルギーの価格変動が家計に与える影響の大きさが伺えます。

また、月ごとの比較では、季節調整後の数値を用いて、短期的な変動も分析されています。2024年4月の季節調整値は前月比で0.4%下落しており、一部の項目では価格の下落が影響していることが示されています。具体的には、エネルギー価格の調整が大きく、電気代やガス代がこの数値に影響を与えています。

このように消費者物価指数は、経済全体の物価水準だけでなく、個々の商品やサービスの価格動向を理解する上で不可欠です。政府や企業、個人が経済状況を判断する際の基本データとして、また物価安定目標の設定や金融政策の決定にも役立てられています。各家庭もこの情報を基に、より賢い消費活動を行うことが期待されます。

⇒ 詳しくは総務省のWEBサイトへ