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2025年1月20日

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2025年5月の東京で楽しむ星空観察ガイド 惑星と流星群の見どころ

東京の星空・カレンダー・惑星(2025年5月)(国立天文台)

2025年5月の東京の星空は、春の星座が見ごろを迎え、さまざまな天体現象を楽しむ絶好の機会となります。この季節の空では、明るい星が特徴的だった冬の星座が西へと姿を消し、春を象徴する星座が夜空を彩ります。北斗七星を目印に、春の大曲線や春の大三角を探し、その連なりから星座を見つけるのも良い方法です。この時期、春の星座の特徴的な形や星々の輝きが一層際立ち、天体観察初心者にもわかりやすい空模様が広がっています。

5月の前半には、宵の空で木星と火星を観察できます。木星はおうし座を背景に輝きを放ち、明るさはマイナス2.0等からマイナス1.9等と視認性が高いですが、月末に近づくと低空に移動し、観察が難しくなります。火星はかに座からしし座へと順行しており、西の空で赤みを帯びた光を放ちます。宵の時間帯に姿を現す火星は、春の星座観察とともに楽しむのに最適です。一方で、明け方近くの東の空では金星と土星が見られます。金星はマイナス4.7等からマイナス4.4等と非常に明るく、早朝の低空で輝いており、土星はうお座で1.2等から1.1等の明るさで東から南東の低空に位置します。特に23日には細い月が土星に接近し、24日には金星のそばに現れるため、幻想的な天体ショーが期待されます。

また、5月6日から7日にかけて、みずがめ座η(エータ)流星群が極大を迎えます。この流星群は、1時間あたり5~10個程度と規模は控えめですが、月明かりに邪魔されることがないため、好条件で観察できます。明け方の暗い空で、星が流れる一瞬の輝きを楽しむことができるでしょう。街明かりの影響を避けるために、観察場所を選ぶことが重要です。暗い場所であれば流星の数が増える可能性もあり、特に天体観察の経験が豊富な人は、熟練の目でより多くの流星をとらえることができるでしょう。

その他の惑星についても、この時期の動きは注目に値します。水星は月末に外合を迎え、以降は日没後の北西の低空に見えるようになりますが、太陽に近いため観察が難しい状況が続きます。一方、土星では7日に「土星の環の消失」という現象が起こります。これは土星が太陽に対して横を向くため、環が消えたように見える珍しい現象です。ただし、日本ではこの時間帯に土星が地平線下にあるため、観察はできません。とはいえ、日の出前の東の空に浮かぶ土星は、その静かな輝きで観察者を魅了するでしょう。

5月の星空観察をより楽しむためには、天候の良い日を選ぶことがポイントです。また、観察する時間帯や場所を工夫することで、より多くの天体を楽しむことができます。この春、東京の夜空で繰り広げられる自然の壮大なショーをぜひ堪能してください。天体観察を通じて、宇宙の広がりと美しさを身近に感じる素晴らしい時間を過ごせることでしょう。

⇒ 詳しくは大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 国立天文台のWEBサイトへ

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