2024年12月17日
労務・人事ニュース
70歳雇用時代に女性が輝くための課題と展望 生涯現役を支える職場環境と地域の取組
エルダー 2024年12月号(JEED)
「エルダー」2024年12月号では、高齢者雇用の新たな可能性をテーマに多彩なコンテンツが揃っています。リーダーズトークでは、株式会社サラダコスモの中田澄美香さんが、高齢者が生涯現役で働ける職場環境の整備について語ります。高齢者雇用を進める企業としての取り組みが紹介され、地域社会への貢献が強調されています。
特集では「女性視点で見る高齢者雇用」を掲げ、70歳就業時代における女性高齢者の課題と展望を総論として解説。ニッセイ基礎研究所の坊美生子氏が、女性特有の視点で直面する雇用の課題に光を当てています。また、定年前後の女性社員の本音や健康管理のポイントを専門家が語り、現場で役立つ知識を提供しています。
さらに、株式会社ファンケルと東横インの事例を通じて、女性高齢者の活躍を支える具体的な施策や健康支援の取り組みを紹介。これらの企業の成功事例は、他社にとっても大いに参考となるでしょう。
新連載コーナーでは、歴史的偉人のセカンドキャリアに焦点を当てた「板垣退助」の生涯や、加齢による身体機能の変化と安全対策をテーマとする記事が始まりました。「腰痛」の予防と対策は、読者が職場で実践できる実用的な内容です。
また、特別寄稿では、70歳雇用の推進を進めるために必要な仕組みの整備について、大木栄一教授が具体策を提案。高齢社員の能力や意欲を活かす仕組み作りが注目されています。
ニュースファイルや次号予告では、読者の興味を引く話題やイベント情報が掲載されています。特に「令和7年度高年齢者活躍企業コンテスト」の案内は、企業にとってアピールの場となるでしょう。
一方で、地域社会を支える高齢者の活躍を伝える新連載「地域・社会を支える高齢者の底力」では、銚子市地域おこし協力隊の榊建志さんが紹介されています。地域密着型の取り組みが共感を呼ぶ内容です。
知識を深めるための「いまさら聞けない人事用語辞典」や、読者の脳力向上を目指すトレーニング企画も見逃せません。最後に、技術特集ではサンドブラスト技法を駆使したガラスアートの魅力が紹介されています。
「エルダー」12月号は、社会や職場で輝き続ける高齢者を応援する情報が満載です。読者それぞれが生涯現役を目指すヒントを得られる一冊となっています。