2026年8月19日
労務・人事ニュース
令和8年6月 群馬県の有効求人倍率1.28倍 新規求人が12カ月ぶりに前年同月を上回る
令和8年6月 群馬県の有効求人倍率は1.28倍 雇用市場の最新動向
群馬労働局が公表した令和8年6月の労働市場速報によると、群馬県の有効求人倍率は季節調整値で1.28倍となり、前月の1.23倍から0.05ポイント上昇しました。有効求人倍率は2カ月連続で上昇し、全国順位は15位となっています。県内では引き続き求人が求職を上回る状況が続いているものの、求人は緩やかな減少傾向にあり、物価上昇などが雇用へ与える影響について今後も十分注意していく必要があるとしています。
有効求人倍率は、企業からの有効求人数を求職者数で割って算出される雇用情勢を示す代表的な指標です。倍率が1倍を超えている場合は求人数が求職者数を上回り、企業側が人材を確保しにくい状況を表しています。今回の群馬県では1.28倍となり、全国平均の1.18倍を上回る水準となりました。また、新規求人倍率は季節調整値で2.22倍となり、前月の1.98倍から0.24ポイント上昇しています。新たに受け付けた求人が求職者数を大きく上回る状況が続いており、人材確保を巡る競争は依然として続いていることがうかがえます。
原数値では、有効求人数は32,041人となり、前年同月比3.7%減少しました。前年を下回るのは40カ月連続となり、求人件数は長期的な減少傾向が続いています。一方、有効求職者数は27,286人で前年同月比3.1%減となり、3カ月連続で前年を下回りました。求人、求職ともに減少していますが、求職者の減少幅を上回る求人数が維持されていることから、有効求人倍率は上昇しています。
新規求人数は11,981人で前年同月比1.8%増となり、12カ月ぶりに前年同月を上回りました。一方、新規求職者数は5,523人で前年同月比1.8%減となり、3カ月連続で前年を下回っています。企業の採用活動には回復の兆しが見られる一方、新たに仕事を探す人は減少しており、人材の獲得競争は今後も続くことが予想されます。
産業別では、建設業が前年同月比12.3%増、製造業が15.6%増、医療・福祉が10.7%増となるなど、人材需要が高まる業種が見られました。特に製造業では輸送用機械器具が92.8%増、金属製品が65.3%増、生産用機械器具が36.6%増となるなど、ものづくり分野で求人が大きく増加しています。一方で、情報通信業は36.6%減、運輸業・郵便業は17.9%減、卸売・小売業は5.7%減、宿泊・飲食サービス業は4.8%減、サービス業は11.6%減となり、業種ごとに採用動向には大きな違いが見られます。
正社員有効求人倍率は原数値で1.05倍となり、前年同月の1.08倍を下回ったものの、引き続き1倍を超える水準を維持しています。正社員を希望する求職者よりも求人が多い状況は続いており、企業は正社員採用でも人材確保が容易ではない状況です。また、雇用保険受給者実人員は7,216人で前年同月比13.9%増となっており、受給者数は増加しています。雇用市場全体では求人が求職を上回る一方で、転職や再就職を希望する人の動きも続いていることが分かります。
中小企業の採用担当者にとっては、有効求人倍率が1.28倍という状況は、人材を待つだけでは採用が難しい市場環境であることを示しています。新規求人が増加に転じた一方で求職者は減少しているため、企業は求人票の内容を充実させ、自社で働く魅力や教育体制、職場環境を具体的に伝えることが重要です。また、応募から面接、採用までの対応を迅速に進めることで、他社との採用競争に遅れない体制づくりも求められます。業種によって求人動向は異なるため、有効求人倍率だけではなく、自社が属する業界や地域の採用環境も継続的に確認しながら、柔軟な採用戦略を進めることが人材確保につながるでしょう。
人手不足が続く中、求人募集では掲載媒体の選定だけでなく、応募者管理や採用業務の効率化も重要になっています。採用活動をより円滑に進めたい企業の方は、日本全国どこでも対応可能な採用サイト(ATS)の取り扱いにも対応している当社までご相談ください。
⇒ 詳しくは群馬労働局のWEBサイトへ


