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2025年3月14日

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「おのだ名産品ぐらんぷり2024」金賞は復刻銘菓「せめんだる」!地域の味が再び脚光を浴びる

伝統と革新が交差する!小野田商工会議所主催「おのだ名産品ぐらんぷり2024」受賞商品発表

小野田商工会議所が主催する「おのだ名産品ぐらんぷり2024」の結果が発表され、金賞には「復刻 せめんだる」が輝いた。このイベントは、地元事業者が誇る商品やサービスを広く発信し、地域の魅力を高めることを目的として開催されており、今回で3回目を迎えた。審査は5名の審査員による評価と、一般来場者による投票結果を総合して決定された。投票は、「おのだ産業フェスタ2024」の会場内に設けられた投票ブースで行われ、多くの来場者が関心を寄せた。

金賞を受賞した「復刻 せめんだる」は、かつて地元で長く愛されてきた和菓子で、セメント樽を模したもなかとして知られている。この銘菓を製造していた老舗和菓子店は、コロナ禍の影響を受けて惜しまれながら閉店したが、市民の間で復活を望む声が高まったことを受け、地元の事業者が再び製造を開始した。その結果、懐かしさと新しさが融合した形で「せめんだる」が復刻され、多くの人々の支持を集めることとなった。地元に根付いた味が再び提供されることで、昔からのファンにとっては懐かしさを感じるとともに、新たな世代にもその魅力が伝わる機会となった。

また、金賞には「極みの食パン 安都佐」も選ばれた。この食パンは、社会福祉法人 健仁会が製造するもので、素材の厳選とこだわりの製法により、しっとりとした食感と豊かな風味が特徴となっている。地元産の食材を活用し、長時間熟成によってうまみを引き出したこの食パンは、贈答品としても人気が高く、多くの支持を集めた。

銀賞には、ゼロジ株式会社が運営する「コーヒーカス交換所」から生まれる新たな価値が選ばれた。このプロジェクトは、廃棄されるコーヒーカスを回収し、それをポイント制度によって交換し、再利用するという循環型の取り組みを行っている。コーヒーカスは、堆肥やバイオ燃料、二次加工品へと生まれ変わることで、廃棄物の削減だけでなく、持続可能な社会の実現にも貢献している。このユニークな発想が評価され、銀賞の受賞につながった。

特別賞には、地域に根差した個性豊かな商品が多数選出された。そのひとつ「おのだネギ三昧」は、地元で30年以上にわたりネギを栽培してきた有限会社グリーンハウスが手がける商品で、風味豊かなネギを活かしたさまざまな料理に利用できる点が評価された。また、「きらら夕日のローストビーフ丼」は、焼野海岸の美しい夕日をモチーフにした一品で、温玉を太陽に、赤身のローストビーフを夕焼けに見立てたビジュアルが特徴的である。テレビでも紹介され、カフェやキッチンカーで提供されており、その美味しさと話題性が受賞の決め手となった。

さらに、「サンセットおのだ弁当」は、小野田駅をイメージして作られたお弁当で、地元産の食材を活用しながら、視覚的にも楽しめる工夫が凝らされている。あさりを砂浜、にんじんを夕陽に見立て、マーマレードジャムでクセを抑えた甘みのある味付けが特徴だ。また、「瞬冷まるで活造り!」は、新鮮ないかの活造りを瞬間冷凍し、家庭で解凍することで店の味を再現できる画期的な商品として注目を集めた。

そのほか、「白蜜芋」は、自然農法で育てられた安納芋の変異種であり、甘くてしっとりとした食感が特徴となっている。また、「ヒノデジェラート」は、地元の特産品を使用したジェラートで、フレッシュな味わいが楽しめる点が高く評価された。「ぽんとろーねシリーズ ミニゆずおこし『めっちゃゆず』」は、ドライゆずをふんだんに使用した新感覚のぽん菓子であり、柑橘の爽やかな風味が特徴となっている。

今回の「おのだ名産品ぐらんぷり2024」は、地域の食文化を再発見し、新たな価値を創出する場として大きな成果を上げた。地元企業や事業者が積極的に参加し、自社の製品やサービスを広くアピールすることができるこのイベントは、地域経済の活性化にもつながる重要な取り組みである。今後もこうしたイベントを通じて、小野田の魅力ある特産品が全国へと発信されていくことが期待される。

⇒ 詳しくは小野田商工会議所のWEBサイトへ