2025年3月3日
労務・人事ニュース
「つくみ産本まぐろフェア」3月30日まで開催!上質な赤身と大トロを堪能できる期間限定の美食イベント
津久見の極上まぐろを堪能!「つくみ産本まぐろフェア」3月30日まで開催
大分県津久見市では、地元の特産品である「つくみ産本まぐろ」を堪能できる特別なイベント「つくみ産本まぐろフェア」が、令和7年2月8日から3月30日まで開催されている。このフェアは、津久見湾で育てられた極上の本まぐろを広く知ってもらい、地元の飲食店や販売店と連携して地域の活性化を図ることを目的としている。津久見湾は、水温の寒暖差が大きく、潮の流れが速いため、ここで養殖される本まぐろは身の締まりが良く、赤身は濃厚な旨みを持ち、大トロは上品な脂の甘みが特徴となっている。
今回のフェアには、津久見市内の飲食店5店舗、販売店5店舗の計10店舗が参加し、それぞれが工夫を凝らしたメニューや商品を提供している。飲食店では、新鮮なつくみ産本まぐろを使った丼物や刺身、寿司などが味わえ、販売店では、自宅でも楽しめるまぐろの加工品や鮮魚が購入できる。特に、「豊後まぐろ ヨコヅーナ」としてブランド化されたこのまぐろは、他ではなかなか味わうことのできない逸品であり、訪れる人々にとっては格別な食体験となるだろう。
このフェアの魅力の一つとして、スタンプラリーが実施されている。飲食店では、対象メニューを1,000円分注文するごとにスタンプが1つ押印され、販売店では、購入金額に関わらず、1回の購入ごとにスタンプが1つもらえる。スタンプを2つ集めると、抽選に応募でき、当選者にはフェア参加店で利用できる食事券や商品券がプレゼントされる。ただし、スタンプラリーに応募するには、飲食店でのスタンプが必須となるため、まぐろ料理を楽しんだ上で販売店でも買い物をすることで、より多くの楽しみを得ることができる。
この時期にフェアが開催される理由の一つに、津久見の桜の開花時期が関係している。津久見市には、四浦半島の河津桜、青江ダムの山桜、ソメイヨシノなど、さまざまな種類の桜が咲き誇るスポットが点在しており、毎年多くの花見客が訪れる。このフェアは、桜の観光シーズンに合わせて開催されることで、花見とともに津久見の味覚を楽しんでもらうことを目的としている。美しい桜を眺めながら、新鮮な本まぐろを味わうという贅沢な体験は、訪れる人々にとって忘れられない思い出となるだろう。
津久見まぐろ研究会は、地元の商工会議所と連携しながら、「まぐろのまち」としての津久見の知名度を高めるために、さまざまな取り組みを行ってきた。平成20年に設立されたこの研究会は、津久見湾でのまぐろ養殖の可能性を広げるとともに、地元のまぐろをブランド化するための活動を続けている。その成果の一つが「豊後まぐろ ヨコヅーナ」というブランド名であり、これは津久見湾の養殖技術と徹底した品質管理によって生み出された高品質な本まぐろを象徴している。
また、津久見市では、まぐろを活かした地域活性化の取り組みとして、「まぐろの解体ショー」も開催されている。これは、一般の人々がまぐろの解体工程を間近で見学できるイベントであり、職人の技術を学ぶとともに、解体したばかりの新鮮なまぐろを味わうことができる貴重な機会となっている。特に、大分県内での出張解体も受け付けており、イベントや観光ツアーの一環として実施されることもある。
津久見市には、古くからまぐろ漁の歴史があり、市内の保戸島はまぐろ漁業と深い関わりを持つ地域として知られている。この地域では、伝統的なまぐろ料理が受け継がれており、その代表的な一品が「ひゅうが丼」だ。ひゅうが丼は、新鮮なまぐろを醤油やごまだれに漬け込み、ご飯の上にのせたシンプルながら奥深い味わいのある料理であり、地元の家庭料理として親しまれてきた。このフェアの期間中にも、ひゅうが丼を提供する店舗があり、観光客にとっては、津久見の伝統的な味を堪能する絶好の機会となる。
「つくみ産本まぐろフェア」は、津久見市の観光資源を活用した地域振興の一環として、多くの人に地元の食文化を知ってもらうための大切なイベントである。まぐろの品質の高さはもちろんのこと、桜の美しさや地域の歴史、文化と融合したこのフェアは、津久見市を訪れる人々にとって、五感で楽しめる体験となるだろう。期間限定のこの特別な機会を活かし、津久見の魅力を存分に味わってみてはいかがだろうか。
⇒ 詳しくは津久見まぐろ研究会のWEBサイトへ