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「ジャパンテック・アフリカチャレンジ」の採択企業決定 ―「GITEX AFRICA 2024」（5月、モロッコ開催）に初出展―（JETRO）

2024年5月、モロッコのマラケシュで開催されるアフリカ最大級のテクノロジーイベント「GITEX AFRICA 2024」に、日本から初めて専用のエリアが設置されます。

この新しいイニシアティブは、「ジャパンテック・アフリカチャレンジ」として知られ、日本の革新的なスタートアップ企業がアフリカ市場に進出する大きな機会を提供します。特に、ヘルスケア、教育技術、デジタルアート、農業技術の分野で社会課題の解決を目指す企業が支援を受けています。

このプロジェクトは、日本貿易振興機構（ジェトロ）が主導しており、アフリカの現地アクセラレーターと協力して、アフリカでの社会問題に効果的に対応できる技術や製品を持つ日本企業を発掘し、市場への導入をサポートしています。選ばれた企業群には、モロッコでの展示会を通じてアフリカ市場でのビジネスチャンスを掴むための具体的な支援が提供されます。

具体的には、遠隔医療サービスを提供するMITAS Medical Inc.がアフリカの遠隔地域での医療アクセス向上に貢献し、教育技術の分野で革新的な共同プログラミングアプリを提供するProgummy Inc.がアフリカでのデジタル教育の普及を支援します。

また、アニメ・マンガのデジタル化を通じて新たなユーザー体験を創出するAnique Inc.は、地域のクリエイティブ産業を活性化させることを目指しています。さらに、SORA Technology Co.,Ltd.はドローンとAIを活用した気候変動対策サービスを提供し、環境保全や農業生産性の向上に寄与。遺伝子検査技術を開発するTBA Co.,Ltd.は、感染症の早期発見と対策に重要な役割を果たしています。

これらの企業は、「GITEX AFRICA 2024」での展示を通じて、アフリカとの経済関係を強化し、日本のテクノロジーとイノベーションの力を示す機会を持ちます。

また、この取り組みは、2050年に世界の人口の25％を占めると予測されるアフリカとの関係強化に向けた重要なステップであり、日本政府の対アフリカ通商政策への貢献にもつながります。来年日本で開催される国際会議「TICAD9」に向けての準備としても、具体的な成果事例を創出することが期待されています。

⇒ 詳しくは独立行政法人日本貿易振興機構のWEBサイトへ