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2024年4月25日

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「PPAPからの転換」情報漏洩リスクを回避するための新時代のファイル送信方法とは?

メールに添付してファイルを送付?PPAPに代わるファイル送付の新常識(サイバーセキュリティ情報局)

情報漏洩は、特に企業や組織にとって重大なリスクであり、その防止策は常に進化しています。かつて広く用いられていたファイル送信方法「PPAP」に変わる新しい標準として、現在、様々な代替策が模索されています。この記事では、新たなファイル送信の方法とその安全性について掘り下げて解説します。

PPAP、つまりパスワード付きのZIPファイルを使用したファイル送信方法は、2000年代初めからビジネスの現場で利用されてきました。

この方式は、ファイルと解凍パスワードを分けて送ることで、盗聴や誤送信のリスクを減らすことができるとされていました。ファイルも送信経路も暗号化されており、高い安全性を誇っていたため、多くの企業が採用していました。

しかし、技術の進化に伴い、サイバー攻撃の手法が巧妙化し、PPAP方式にも弱点が露呈し始めました。特に、ランサムウェアの感染経路として、メールを介した攻撃が注目されています。このため、セキュリティの専門家や政府機関は、PPAPの利用を見直し、より安全な代替方法を推奨しています。

具体的な代替方法として、以下の三つが挙げられます。

クラウドストレージの利用:リモートワークが増える中、クラウドストレージを活用することが一般的になっています。ファイルをクラウドにアップロードし、共有リンクを送ることで、物理的なファイルの送信を避け、セキュリティを保つことができます。

ファイル転送サービス:専用のファイル転送サービスを利用することで、アップロード後に生成されるダウンロードリンクを直接送信できます。この方法では、リンクが不正に共有されるリスクに対応するためのセキュリティ機能も備わっています。

ダウンロードリンクの生成:最新のメールソリューションを使用して、添付ファイルをリンクとして送信する方法です。これにより、ファイルの安全性と利便性が同時に確保されます。受信者はウェブブラウザを通じてファイルを安全にダウンロードでき、送信者は送信内容をより詳細に管理できます。

今後もデジタル環境の変化に応じて、新しいセキュリティ対策が求められます。企業はこれらの代替方法を活用し、情報漏洩のリスクを最小限に抑えつつ、効率的なファイル共有を実現する必要があります。

安全なファイル送信方法の選択は、ただの技術的な問題ではなく、企業の信頼性と直結しているため、慎重に取り組むことが求められます。

⇒ 詳しくはサイバーセキュリティ情報局のWEBサイトへ