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2024年8月28日

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「Techstars Tokyo」始動!世界79カ国から選出された12社が挑むスタートアップ支援

「Techstars Tokyo」世界79カ国・地域から選出された採択企業12社を発表(JETRO)

2024年8月19日、ジェトロは内閣府、経済産業省、東京都と協力して、世界最大級のプレシードインベスターである米国のTechstarsを日本に誘致する活動を行い、その結果として「Techstars Tokyo」プログラムを正式に始動しました。このプログラムでは、世界79カ国・地域から集まった応募の中から選ばれた12社のスタートアップ企業が、日本でアクセラレーションプログラムに参加します。この12社の中には、日系スタートアップ6社も含まれています。

「Techstars Tokyo」は、スタートアップ企業に対してエクイティ方式、つまりTechstarsが普通株式に出資する形で支援を行います。選ばれた12社は、Techstarsが誇るメンターネットワークを活用しながら、ビジネスモデルの検証や改善、ピッチトレーニングを行い、最終的には国内外の投資家を招待してデモデイを開催します。このデモデイは2024年11月12日に予定されており、ここで各社は日本市場にとどまらず、グローバル展開を目指すプレゼンテーションを行います。

今回選ばれたスタートアップ企業は、多様な分野で活躍しています。例えば、インドネシアのAmanは東南アジアの中小企業の従業員向けに安価なカスタム保険を提供しており、米国のMarch healthは子宮内膜症を抱える女性の診断と治療をAIと蛋白質マーカーにより支援するサービスを展開しています。日本からは、AIを駆使してゲーム業界向けの3Dモデル制作を簡素化するassethubや、生成AIを用いたマンガプラットフォームを提供するSamaria Inc.などが選ばれました。

「Techstars Tokyo」の代表兼マネジングディレクターである白戸勇輝氏は、このプログラムが日本のスタートアップ市場に新しい風を吹き込み、市場拡大のために必要な新しいアプローチを導入する契機になると語っています。また、Techstarsが世界で培った経験を日本独自のエコシステムに応用することで、さらなる市場活性化を目指し、日本をアジア太平洋地域のスタートアップのハブに成長させる意向を示しました。

このアクセラレーションプログラムは約3か月間、東京ミッドタウン八重洲の「イノベーションフィールド八重洲」で行われ、Techstarsが組成するファンドから各企業に最大120,000ドルが出資されます。スタートアップ企業にとっては、ビジネスをスケールアップし、国内外の投資家からの注目を集める絶好の機会となるでしょう。

Techstarsは2006年に設立され、現在では世界33都市で活動を展開しています。これまでに4400社以上の企業に投資を行い、そのうち20社がユニコーン企業に成長しています。Pitchbookの2023年6月のデータによると、Techstarsが投資したスタートアップの74%が3年以内に資金調達を成功させており、31%の企業がエグジットを達成しています。

今回の「Techstars Tokyo」プログラムを通じて、日本のスタートアップシーンがさらに活性化し、グローバル市場への進出が加速することが期待されています。選ばれた12社は、これからの3か月間でどのような成長を遂げるのか、その成果が注目されます。

⇒ 詳しくは独立行政法人日本貿易振興機構のWEBサイトへ

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