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2024年6月27日

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ガンカモ類の保護管理に重要な調査、10年前比でガン類40%増・カモ類2%減―全国調査の結果を発表

第55回ガンカモ類の生息調査(全国一斉調査)結果(速報)(環境省)

2024年6月17日、自然環境保護に関する最新の調査結果が発表されました。全国一斉に行われるガンカモ類の生息調査は、第55回目を迎え、1月に実施された調査の速報値が公開されました。

今回の調査は、1970年から毎年行われており、各都道府県の協力の下で、ガンカモ類の冬期の生息状況を把握することを目的としています。調査データは、野生動物の保護管理や希少種の保全、外来種対策、鳥インフルエンザ対策など、さまざまな行政施策に役立てられます。

2024年1月に実施された今回の調査では、全国約8,600地点の湖沼などで観察が行われました。調査にはボランティアを含む約3,500人が参加し、双眼鏡などを用いて目視でガンカモ類の個体数をカウントしました。その結果、全国での観察数は、ハクチョウ類約72,600羽、ガン類約260,200羽、カモ類約1,594,400羽となり、総数は約1,927,400羽に達しました。

まず、ハクチョウ類についてです。ハクチョウ類の観察数は約72,600羽で、10年前と比較すると約3%増加しています。過去20年間のデータを見ると、一時的に減少した時期もありましたが、最近では安定した数を維持しています。都道府県別では、新潟県が約22,900羽、宮城県が約14,500羽、山形県が約9,200羽と多く、この3県で全国の64%を占めています。

次に、ガン類についてです。ガン類の観察数は約260,200羽で、10年前と比較して約40%増加しました。過去20年間の傾向では増加が見られる一方、2021年には減少しましたが、2022年以降は再び増加に転じています。特にマガンは前年より約17%減少しましたが、ヒシクイは約41%増加しました。また、シジュウカラガンは前年より約74%減少しています。

カモ類については、観察数約1,594,400羽で、10年前と比較して約2%減少しました。過去のデータでは、2009年以降減少傾向にありましたが、近年は再び増加傾向にあります。観察数が多い都道府県は、茨城県、千葉県、滋賀県、島根県で、それぞれ10万羽を超えています。カモ類の上位6種は全て前年より減少しており、減少幅は約3%から10%の範囲でした。

調査中に報告された飼養品種もありました。千葉県と京都府でアヒルが計70羽、長野県でアイガモが計3羽、神奈川県でバリケンが1羽観察されました。

今回の速報値は、データの精査が完了する8月頃に確定値として公開される予定です。速報値を使用する際は、その点に留意する必要があります。また、能登半島地震の影響で石川県のデータは集計中のため、今回の速報値には含まれていません。詳細なデータやガイドについては、環境省の生物多様性センターのウェブサイトで確認できます。

今回の調査結果は、ガンカモ類の保護管理に重要なデータを提供し、今後の保護活動に貢献することでしょう。

⇒ 詳しくは環境省のWEBサイトへ