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2024年2月6日

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ジビエの新境地を切り開く 第8回ジビエ料理コンクール結果発表

「第8回ジビエ料理コンテスト」の結果(農水省)

国内でのジビエ料理の魅力とその利用拡大に向けた取り組みとして、農林水産省が後援する「ジビエ利用推進プロジェクト」の一環で行われた「第8回ジビエ料理コンクール」が盛大に開催され、数々の革新的な料理が表彰されました。

コンクールの目的
日本各地で問題となっている野生動物による被害に対処するため、捕獲された動物を地域資源として捉え、その肉をジビエとして活用する動きが注目を集めています。この流れをさらに推進するために、2016年から農林水産省がジビエの魅力を広める活動に取り組んでおり、このコンクールもその一環として開催されました。目的は、優れたジビエ料理を通じてジビエのポテンシャルを再認識させ、全国的な需要の拡大を促進することにあります。

コンクールの概要
今回で8回目を迎えるこのコンクールでは、「レストランで提供したいジビエ料理」と「家庭で楽しむジビエ料理」の2つのカテゴリーに分けて、合わせて162件の応募がありました。各応募作品は書類審査と実際に試食する審査を経て、農林水産大臣賞を含む12の賞が授与されました。

受賞作品について
レストランカテゴリーでは、猪ロース肉や鹿モモ肉を使用した洗練された料理が高い評価を受けました。例えば、自家製パスタで鹿肉を包み込んだ赤ワイン煮込みや、イノシシの肉を使った創作料理などが農林水産大臣賞を受賞しました。家庭料理カテゴリーでは、より親しみやすく、家庭でも挑戦しやすいレシピが受賞しました。鹿肉の治部煮や、ジビエを使ったオリジナルの味噌など、日常的に楽しめるメニューが光りました。

ジビエ料理の安全な調理法
ジビエ料理の普及には、安全な調理方法の啓発も欠かせません。厚生労働省では、ジビエ肉を使用する際は中心部までしっかりと加熱することを推奨しています。このような情報も、コンクールを通じて広く伝えられています。

このコンクールを通じて、ジビエ料理の無限の可能性と、それを取り巻く文化や技術の発展が促進されることを期待しています。今回表彰されたレシピは、ジビエ料理の普及と認識の向上に大きく貢献することでしょう。

⇒ 詳しくは農林水産省のWEBサイトへ