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2024年7月6日

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バター需給安定へ、農水省が令和6年度輸入枠を4,000トン追加し最大14,000トンに

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令和6年度のバター及び脱脂粉乳の輸入枠数量の検証について(農水省)

令和6年度のバター及び脱脂粉乳の輸入枠数量の見直しが発表されました。農林水産省は、バターの安定供給を確保するために、輸入枠の数量を再設定することを決定しました。

まず、令和6年度の輸入枠数量についてですが、これは年初に設定されました。バターについては8,000から約10,000トン、脱脂粉乳については750トン以内という枠が設けられています。この設定は、年初に一度示された後、5月と9月を基本に見直しが行われます。

現在の需給状況について説明します。業務用を中心にバターの需要は堅調ですが、脱脂粉乳の需要が低迷しており、在庫が増加しています。この在庫増加がバター製造に影響を与えている状況です。昨年の夏は猛暑が続き、その影響でバターの在庫量は前年よりも減少しました。業界の見通しでは、令和6年度末のバターの在庫量は前年並みとされていますが、この見通しには今年も昨年同様の猛暑が続く可能性は考慮されていません。

このため、農林水産省は猛暑対策として、既存の輸入枠に加えて4,000トンのバター輸入枠を追加で設定することにしました。この追加設定により、猛暑が続いた場合でも安定したバターの供給が見込まれます。

入札スケジュールについては、独立行政法人農畜産業振興機構が7月中に3回に分けて入札を実施します。1回目と2回目の入札で落札されなかった分はそれぞれ次の入札に繰り越され、3回目の入札で落札されなかった分は8月以降の通常の入札に繰り越されます。入札で決定した追加設定分の受渡期限は、入札から概ね4ヶ月後とされます。

以上の内容は、令和6年1月26日に発表された「令和6年度のバター及び脱脂粉乳の輸入枠数量について」に基づいています。詳細については、農林水産省の公式サイトで確認することができます。

これにより、バターの供給が安定し、消費者への影響が最小限に抑えられることが期待されます。農林水産省は引き続き市場の状況を注視し、適切な対応を行っていく方針です。

⇒ 詳しくは農林水産省のWEBサイトへ

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