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2024年9月10日

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下松市 ものづくり中小企業向け育休取得促進助成金、新制度で10万円支給開始

令和6年 下松市 ものづくり中小企業育休取得促進助成金

ものづくり中小企業において、子育てと仕事の両立を支援するための新しい助成金制度が導入されました。この制度は、下松市が実施する「くだまつものづくり女子就業推進事業者」を対象とし、従業員の育児休業取得を促進する取り組みを行う企業に対して助成金を支給するものです。具体的には、育児休業の取得をサポートする「育休取得助成金」、職場復帰を果たした従業員に対する「職場復帰助成金」、育休取得中の業務代替雇用に対する「業務代替雇用助成金」、そして職場復帰を支援する「職場復帰奨励金」があります。

助成金の金額は、それぞれの対象となる従業員一人あたり10万円で、企業および該当する従業員に支給されます。これらの助成金を受けるには、国の育児休業等支援コース助成金の支給決定を受けた事業者であることが条件となっています。また、申請は国の助成金支給決定を受けた日から60日以内に行う必要があります。

申請対象となる事業者は、市内に活動拠点を持ち、製造業を営む企業であることが求められます。さらに、資本金が3億円以下または従業員数が300人以下のいずれかを満たしていることが条件となります。加えて、暴力団等の反社会的勢力との関係がなく、市税の滞納がないことも必要です。

申請手続きは、下松市産業振興課に書類を郵送または持参して行います。申請は1事業者につき1回限りで、受付期間は令和6年7月1日から令和10年3月31日までです。ただし、予算額に達し次第受付は終了するため、早めの申請が推奨されます。

申請に必要な書類には、申請書兼実績報告書、国の助成金申請書や支給決定通知書の写し、育休復帰支援プランの写し、市税完納証明書などが含まれます。場合によっては追加書類の提出が求められることもあります。

この助成金制度は、ものづくり中小企業が育児休業を促進し、子育てと仕事を両立させやすい職場環境を整えるための重要な支援策です。企業が積極的に活用することで、働く女性の職場定着が促進され、地域の活性化にも寄与することが期待されます。

⇒ 詳しくは下松市のWEBサイトへ

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