2024年6月1日
労務・人事ニュース
世界最大のバイオ展示会「2024 BIO International Convention」日本企業30社が出展決定
世界最大規模のバイオ展示会「2024 BIO International Convention」 ジャパンパビリオンに30社の出展が決定 ―米国・サンディエゴで日本発のバイオ医薬品関連製品・サービスを紹介―(JETRO)
2024年6月3日から6日にかけて、米国サンディエゴで開催される「2024 BIO International Convention」に、ジャパンパビリオンとして日本から30社が出展することが決定しました。この展示会は世界最大規模のバイオテクノロジー関連イベントであり、ジェトロ(日本貿易振興機構)が日本のバイオスタートアップの海外進出を支援するために参加しています。過去20年間で、ジェトロは延べ530社の日本企業を支援してきました。
今回のジャパンパビリオンには、iPS細胞を利用した医療研究や、次世代型放射性医薬品の開発に取り組む企業など、幅広い分野のバイオスタートアップが出展します。特に、神経難病の研究を進めるケイファーマ、難治性固形がん治療薬を開発する凜研究所、次世代型放射性医薬品を手掛けるリンクメッドなど、アカデミアから生まれた企業が多く参加します。
出展企業の多くは、抗体医薬、核酸医薬、ペプチド医薬、細胞治療などの先進的な創薬技術を持ち、欧米の大手製薬企業との共同研究やライセンスアウトを目指しています。これにより、日本のバイオ医薬品関連企業の国際展開が期待されています。
さらに、会期中にはJ-Bridgeの一環として「Japan Innovation Luncheon」が開催されます。これは、日米の産学官のバイオテクノロジー関係者が集まるイベントで、日本のスタートアップが米国の投資家と交流する機会を提供します。スタートアップによるピッチやプレゼンテーション、ブース展示が行われ、ネットワーキングの場としても機能します。
医薬品産業は、研究開発から製品提供までに多額の資金と時間を必要とし、事業化の難易度が高いとされています。特に、新規医薬品の多くはスタートアップから生まれており、大手製薬企業との協業が重要です。そのため、サンディエゴのBIO2024は、日本企業が海外製薬企業や投資家と接点を持つ絶好の機会となるでしょう。
BIO2024の概要は以下の通りです。会期は2024年6月3日から6日まで、会場はサンディエゴ・コンベンションセンターです。主催は米国バイオテクノロジーイノベーション協会(BIO)であり、昨年の参加者数は約20,559人、出展者数は1,540社でした。
ジャパンパビリオンは、30社が出展し、展示スペースは2,500平方フィート(約233平方メートル)です。昨年は34社が出展しており、今年も多くの注目企業が参加します。
Japan Innovation Luncheonは6月4日に開催され、場所はVenue 808(サンディエゴ・コンベンションセンターから徒歩8分)です。主催はジェトロ、経済産業省、現地パートナー企業/団体であり、スタートアップによるピッチ、展示セッション、基調講演、参加団体/企業によるプレゼンテーションが予定されています。
この展示会を通じて、日本のバイオスタートアップが海外展開を果たし、国際協業連携が進むことが期待されています。
⇒ 詳しくは独立行政法人日本貿易振興機構のWEBサイトへ