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2024年9月11日

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中小企業の成長を応援!大分市の新補助金制度で最大50万円の支援

大分市 中小企業の経営力強化に向けた取り組みを応援します!~令和6年度大分市中小企業者経営力強化促進補助金~

令和6年度から、大分市は中小企業の経営力強化を支援するための新たな補助金制度を開始しました。この制度は、「中小企業人材育成応援事業補助金」「知的財産権取得促進事業補助金」「中小企業者事業承継等支援補助金」「中小企業者BCP等策定等支援補助金」の4つの補助金を統合したものです。この新しい補助金制度では、従来の複数の補助金を一元化することで、中小企業がより効率的に支援を受けられるようになっています。

特に注目すべき変更点として、申請前に「ヒアリングフォーム」の入力が必須となった点が挙げられます。これにより、各事業の適合性が迅速に確認されるため、企業側の手続きがスムーズになります。また、申請書類に押印が不要となり、メールによる申請が可能になるなど、手続きの簡略化が進められています。これにより、忙しい中小企業の経営者でも簡単に申請を行うことができるようになりました。

今回の補助金制度の柱となるのは、主に4つの事業です。まず、人材育成応援事業は、企業が自主的に企画した研修や、外部機関が開催する研修に従業員を参加させる際の費用を支援するものです。この補助金を活用することで、従業員のスキル向上を図り、企業の競争力を高めることが期待されています。特に、DX(デジタルトランスフォーメーション)に関連する研修については、補助率が引き上げられており、企業がデジタル技術を活用して業務改善や新たなビジネスモデルを構築することが奨励されています。

次に、BCP等策定等支援事業では、企業が自然災害や感染症などの不測の事態に備えて、事業継続計画(BCP)や事業継続力強化計画を策定する際にかかる費用を補助します。これにより、企業がリスクマネジメントを強化し、緊急時にも事業を継続できる体制を整えることができます。特に、昨今の自然災害の頻発や感染症のまん延を踏まえ、企業がこれらのリスクに対応するための備えを強化することが求められています。

さらに、知的財産権取得促進事業では、企業が特許権や商標権などの知的財産権を取得する際の費用を支援します。これにより、企業の技術やブランドを保護し、競争力を強化することが可能になります。特に、新しい技術やサービスを開発する中小企業にとっては、知的財産権の取得は重要な経営資源となり得るため、この補助金は非常に有益です。

最後に、事業承継等支援事業では、企業が事業承継やM&Aを実施する際のコンサルティング費用や企業価値の算定にかかる費用を支援します。少子高齢化の進行に伴い、多くの中小企業が事業承継の問題に直面している中、この補助金は後継者問題の解決や円滑な事業承継を支援する重要な役割を果たします。これにより、企業の継続性が確保され、地域経済の安定にも寄与することが期待されます。

今回の補助金制度は、中小企業の経営力強化を総合的に支援するものであり、各企業がこの機会を最大限に活用することで、持続的な成長を実現できるよう設計されています。補助金の申請受付は通年で行われており、各事業の申請には、取り組み開始の14日前までに手続きを行うことが求められます。。

⇒ 詳しくは大分市のWEBサイトへ

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