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2024年10月14日

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久留米市の販路開拓促進補助金、展示会出展経費を最大30万円助成

令和6年 久留米市 展示会等への出展経費を助成します(久留米市販路開拓促進事業費補助金)

久留米市では、市内の中小企業が販路を拡大するため、国内外で行われる見本市や展示会への出展費用を支援する補助金制度を実施しています。この「久留米市販路開拓促進事業費補助金」では、企業が新たな市場に進出するための費用の一部を補助することで、事業の成長や地域経済の活性化を図ることを目的としています。

補助金の対象となるのは、国内外で開催される展示会や見本市への出展事業です。ただし、会場での直接販売を主な目的とするイベントは除外されます。さらに、オンラインで開催される展示会も対象となりますので、コロナ禍などで出展が難しい状況でも、企業がオンラインを活用して販路を広げるチャンスがあります。

国内の展示会に関しては、九州各県(沖縄県を除く)以外で行われるもので、100以上の小間が募集されているか、出展企業が100社以上の規模であることが条件です。一方、海外での展示会については特に規定がありません。これにより、国内外問わず、幅広いイベントで支援を受けることが可能です。

この補助金の申請は、2025年2月28日までに行う必要がありますが、予算が上限に達した場合には、期間内であっても受付が終了するため、早めの申請が推奨されます。また、中小企業者1社につき1回の申請が可能で、同一年度内に国内と海外両方の補助金を併用することはできませんが、申請回数は通算2回まで認められています。

申請対象となる中小企業は、久留米市内に事務所や事業所を持っており、市税を滞納していない企業に限られます。さらに、対象となる製品は、市内で生産、製造、または開発されたもの、自社で取り扱っている製品などが該当します。

補助金の対象となる経費には、出展するための小間(ブース)料や展示装飾費、出展物の輸送費、資料作成費が含まれます。国内外問わず、これらの出展にかかる主要な費用が対象となりますが、海外出展に限っては通訳経費や旅費(1名分)も補助対象に含まれます。

補助金の額は、国内向けの場合、補助対象経費の2分の1以内で最大20万円が支給されます。2回目の申請については、補助対象経費の3分の1以内で最大10万円の支給となります。海外向けの補助金は、補助対象経費の2分の1以内で最大30万円、2回目の申請時には最大20万円が支給されます。

補助金の申請には、所定の書類を揃える必要があります。具体的には、補助金交付申請書、事業計画書、事業収支計画書、役員調書などの基本的な書類に加えて、出展する展示会の内容が確認できる資料や市税の滞納がないことを証明する書類などが必要です。申請後は、出展終了後に実績報告を行い、補助金の確定がされ次第、支給が行われる流れとなっています。

申請は、電子申請システム「jGrants」や郵送、持参のいずれかの方法で行うことが可能です。電子申請を行う際には「gBizIDプライム」の取得が必要で、取得には2〜3週間かかるため、早めの準備が求められます。また、郵送や持参の場合は、申請書類を追跡可能な方法で提出することが推奨されています。

この補助金制度は、市内企業が新たな市場に挑戦し、成長するための大きな支援となります。出展を検討している企業の皆様は、早めに申請準備を進め、久留米市商工政策課へ問い合わせをして詳細を確認することをお勧めします。興味のある方は、この機会を逃さずに申請をご検討ください。

⇒ 詳しくは久留米市のWEBサイトへ