2024年11月8日
労務・人事ニュース
京丹波町、クラウドファンディング支援で最大20万円の補助金募集開始
令和6年 京丹波町 京丹波町クラウドファンディング活用支援補助金
京丹波町では、クラウドファンディングを活用して資金調達や販路拡大を目指す事業者に対し、地域経済の活性化を図るための支援として補助金を提供しています。この補助金は、町内で新たに創業する予定の事業者や創業後5年以内の事業者、または既存の中小企業や農林水産業者が新しい事業分野に挑戦する際に利用できるもので、クラウドファンディングを活用した事業に対して交付されます。
クラウドファンディングとは、多くの人々から少額の資金をインターネットを通じて集める仕組みで、その中でも購入型クラウドファンディングは、支援者が商品の購入やサービスの提供を対価として資金を提供する形態です。これにより、新たな事業を展開する事業者は資金調達をしつつ、商品やサービスの販路開拓を同時に進めることが可能です。
補助金の対象となる事業者は、京丹波町内に本社や主な事業所、工場、店舗を持ち、町税や公共料金の滞納がないことが条件です。対象となるのは、中小企業や京丹波町産業ネットワークに加入している事業者、京丹波町の創業支援計画に基づく支援を受けた創業者、さらには農林水産業に従事している事業者です。これらの事業者がクラウドファンディングを通じて行う新規事業や、新商品・新サービスの企画、販路開拓の取り組みが補助の対象となります。
特に、補助を受けるためにはクラウドファンディングを運営する事業者が国内の事業者であり、設立から2年以上が経過していて、直近1年間で少なくとも10件以上の資金調達成功実績があることが求められています。また、クラウドファンディングの方式については、「オールオアナッシング方式」と「オールイン方式」のどちらも選択可能ですが、それぞれに応じた条件があります。「オールオアナッシング方式」は、目標金額を達成した場合のみプロジェクトが成立し、達成できなければ補助の対象外となります。一方、「オールイン方式」は、目標金額に達していなくても支援者がいれば成立しますが、その場合は集まった支援額に応じて補助金も減額されます。
補助金は、クラウドファンディングに関連する事務手数料に対して、最大で20万円までが補助され、補助率は経費の全額(10分の10)となっています。ただし、他の公的な補助金を同一プロジェクトで受けている場合、この補助金は対象外となります。
申請は2024年6月10日から12月20日まで受け付けられており、必要な書類を揃え、京丹波町産業建設部商工観光課へ提出する必要があります。提出時には、事業計画書やクラウドファンディング運営事業者との契約書の写しなどの書類が求められ、また申請時に押印が必要な書類については原本での提出が必要です。申請書類は返却されないため、提出前に内容をしっかり確認することが重要です。
また、事業終了後には、実施状況報告書や経費の支出根拠となる書類を提出し、実績報告を行う必要があります。これも原則として事業終了後30日以内、もしくは2025年3月12日までに提出することが求められます。
クラウドファンディングを活用して新たな事業を展開しようとする事業者にとって、この補助金制度は非常に有益な支援策です。地域経済の活性化を目指し、資金調達や販路開拓に向けて積極的にチャレンジする機会を最大限に活かすことが期待されています。事前相談も可能なため、具体的な計画を持つ事業者は早めに準備を始め、担当窓口へ問い合わせをしてみるとよいでしょう。
⇒ 詳しくは京丹波町のWEBサイトへ