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2024年11月8日

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京丹波町 丹波くり生産を支える!京丹波町が苗木購入や栽培管理を補助する支援制度を開始

令和6年 京丹波町 丹波くり振興事業補助金

丹波くり振興事業補助金は、京丹波町の特産品である「丹波くり」の生産を支援するために設けられた補助制度です。丹波くりは市場で高い需要がありますが、生産者の高齢化やくり樹の老朽化、鳥獣による被害や凍害などの自然災害が生産活動に影響を与え、生産量が減少しているという課題に直面しています。これを受け、京丹波町は生産者の支援に向けた具体的な取り組みを行っています。

この補助金制度では、苗木購入に対する助成や、新しい栗苗の植え付けや改植に関する経費への支援、栽培管理や販路拡大に必要な機械の導入を支援しています。また、凍害対策に必要な資材や作業費用への補助も提供されています。これにより、丹波くりの生産を継続し、地域の農業を支えるとともに、丹波くりの安定供給を図ることが目指されています。

補助対象者は、京丹波町に住み、丹波くりの生産・販売を行っている農業者、またはそれに準ずる団体です。以下、各事業について詳しく説明します。

丹波くり苗木支援事業では、京丹波町内で丹波くりの苗木を購入する際に、その購入費用の半額までが助成されます。この助成を活用することで、生産者は初期投資を軽減し、新たな栗苗の植え付けを促進することが期待されています。

丹波くり新植・改植事業では、町内で栗苗を新しく植えたり、古い栗樹を改植する際に、事業費が30万円以上であれば、対象経費の半額が補助されます。補助額は最大100万円で、苗木の購入だけでなく、植栽の委託や土地整備、有害鳥獣からの防護柵設置などが対象となります。この取り組みによって、老朽化した栗樹の入れ替えや新規生産の増加が見込まれます。

また、丹波くり凍害対策支援事業では、凍害防止のための資材導入や、その作業に係る委託料に対して、対象経費の3分の1が補助されます。特に冬季に発生する凍害は丹波くりの生産に深刻な影響を与えるため、早期の対策が重要とされています。この補助を利用することで、生産者は凍害リスクを低減し、安定した収穫が期待できます。

さらに、丹波くり栽培機材等支援事業では、丹波くりの栽培や収穫、加工に必要な機械を導入する際に、その経費の半額が補助されます。補助の上限は300万円で、例えば、自走式草刈機や防除機、栗の皮むき機、高湿恒温庫や冷蔵庫などの設備が対象です。この補助によって、生産者は効率的な栽培管理や販路拡大を実現できるようになります。ただし、この補助を受けた事業は少なくとも3年間継続して行うことが条件とされています。

申請手続きについては、事業計画書や交付申請書を事前に提出する必要があります。事前に提出しない場合、補助の対象外となるため、計画的な申請が求められます。詳細な手続きについては、京丹波町の公式ウェブサイトや別添ファイルで確認でき、申請に必要な書類もダウンロード可能です。

この補助金制度は、丹波くりの生産を維持し、地域の経済発展を支援するために非常に重要な取り組みです。特に、老朽化した栗樹の再生や凍害対策、新しい技術の導入によって、これまで以上に安定した生産が可能になるでしょう。生産者にとっては、これらの補助金を活用することで、経営の安定化や生産効率の向上が期待されます。興味のある農業者や団体の方々は、ぜひ早めに申請を検討してみてください。

⇒ 詳しくは京丹波町のWEBサイトへ

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