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2024年5月25日

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介護人材確保を目指す五島市の支援制度 9割補助で受講料負担軽減

令和6年 五島市 受講料等補助 介護人材確保対策事業補助金

五島市では、地域の介護サービス向上と人材確保を目指し、介護職員向けの研修費用を補助しています。この取り組みは、介護職員の基礎知識から専門知識まで幅広くカバーし、研修受講者が費用の負担を軽減できるよう設計されています。

介護職員初任者研修は、介護の基礎を学びたい方や訪問介護の身体介護を希望する方を対象にしています。通信制のこの研修は、約130時間の標準時間を要し、約4か月間で修了します。令和5年度の受講料は85,000円ですが、五島市はその9割にあたる76,000円を補助します。

生活援助従事者研修は、介護の基礎を学びたい方や訪問介護の身体介護以外の職を目指す方を対象としています。この研修も通信制で、標準時間は60時間、約2か月間で修了します。受講料は42,000円で、市はその9割にあたる37,000円を補助します。

また、介護支援専門員のための研修も用意されています。新規の介護支援専門員実務研修受講試験は、国家資格等取得後に経験年数が5年以上かつ900日以上の方を対象とし、受講料は10,600円で、市は9,000円を補助します。実務研修を受ける場合、受講料は59,000円で、市は53,000円を補助します。

専門研修課程1は、実務経験が6か月以上の者が対象で、受講料は30,000円、そのうち27,000円を補助します。課程1を修了し、実務経験が3年以上の者が対象の専門研修課程2では、受講料は23,000円で、市は20,000円を補助します。

再研修では、介護支援専門員証の有効期間が切れた方が対象で、受講料は36,000円、市は32,000円を補助します。更新研修は、介護支援専門員証の有効期間が1年以内に満了する方を対象にしており、受講料は36,000円、そのうち32,000円を補助します。更新初回の場合、受講料は53,000円で、市は47,000円を補助し、更新2回目以降は受講料23,000円、市は20,000円を補助します。

補助金の申請には、以下の書類が必要です。五島市介護人材確保対策事業補助金交付申請書、所要額調書、事業内訳書、申告書兼同意書、および委任状(該当する場合)、受講料等の支払を証する書類、研修等の修了証の写しなどを提出してください。補助金の請求時には、請求書を提出する必要があります。申請書の提出期限は、研修の修了証または試験の合格通知を受理した日から2か月以内です。

これらの補助金制度を通じて、五島市は介護人材の確保と育成を強力にサポートしています。介護職員としてのキャリアをスタートさせたい方や、さらなるスキルアップを目指す方にとって、大きな助けとなるでしょう。研修を受けることで、専門知識を深め、地域社会に貢献できる介護職員として成長する機会が広がります。

⇒ 詳しくは五島市役所のWEBサイトへ