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2024年7月4日

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令和5年度公立高等学校教育課程調査結果発表、普通科の単位修得達成率が65.9%に減少し前回調査より低下

令和5年度公立高等学校における教育課程の編成・実施状況調査の結果について(文科省)

令和5年度の公立高等学校における教育課程の編成・実施状況調査結果が発表されました。この調査は、全国の公立高等学校および中等教育学校後期課程から無作為に抽出された1240校を対象に、Web回答フォームを用いて実施されました。調査期間は令和5年12月25日から令和6年1月26日までの約1ヶ月間でした。

まず、卒業に必要な修得単位数と履修単位数の状況についてです。全日制課程の普通科では、卒業に必要な修得単位数を満たしている割合が65.9%と、前回の調査結果75.5%よりも減少しました。同様に、専門学科では72.6%(前回80.0%)、総合学科では46.3%(前回42.6%)となっています。一方、履修単位数に関しては、普通科が97.9%(前回98.4%)、専門学科が97.6%(前回98.5%)、総合学科が95.9%(前回91.5%)となり、履修に関する基準は高く維持されています。

次に、卒業までに修得させる単位数について、学習指導要領に定められた最低基準である74単位を超えて設定している学校の割合は、普通科で34.0%、専門学科で27.5%、総合学科で53.8%となっています。さらに、卒業までに履修させる単位数が74単位を超えている学校の割合は、普通科で58.3%、専門学科で69.2%、総合学科で85.4%という結果が示されています。

週あたりの授業時数についても調査が行われました。普通科では72.4%(前回69.2%)が30~32単位時間を設定しており、専門学科では73.8%(前回80.9%)、総合学科では79.5%(前回83.6%)が同様の設定をしています。週当たりの授業時数が33時間以上の学校の割合は普通科で23.6%、専門学科で17.5%、総合学科で5.8%という結果でした。

この調査結果から見えてくるのは、全日制課程における単位数や授業時数の設定が学習指導要領に基づきながらも学校ごとに異なることです。また、前回調査と比較して、普通科と専門学科における必要単位数の達成率が減少している一方で、総合学科では増加傾向が見られます。これは教育の多様化や個々の生徒に合わせた柔軟な教育課程の編成が進んでいることを示していると考えられます。

調査結果は教育現場における課題を明らかにし、今後の教育施策の見直しや改善に役立てられることが期待されます。特に、単位数の確保や授業時数の調整が求められる中、学校ごとの取り組みや工夫が重要となるでしょう。教育関係者はこれらのデータを参考にし、より効果的な教育課程の編成と実施に努めることが求められています。

⇒ 詳しくは文部科学省のWEBサイトへ