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2024年6月8日

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令和5年度1月の歯科医療費が前年比4.6%増加、歯科病院では12.9%の急増

最近の歯科医療費(電算処理分)の動向(令和5年度1月号)(厚労省)

令和5年度1月、厚生労働省は毎月集計している「歯科医療費(電算処理分)の動向」の最新結果を発表しました。この報告書は、歯科医療費の動向を迅速に把握するために行われているもので、今回は令和5年度1月分のデータを元にした分析結果が示されています。

令和5年度1月の歯科医療費は前年同月比で4.6%増加しました。この増加には受診延日数が3.7%増加したこと、1日あたりの医療費が0.9%増加したことが影響しています。制度別に見ると、被用者保険は4.9%の増加、国民健康保険は0.8%の減少、後期高齢者医療制度は9.8%の増加、公費は3.9%の増加となっています。

医療機関の種類別に見ると、歯科病院では12.9%の増加、歯科診療所では4.1%の増加が見られました。また、都道府県別では、滋賀県が最も大きな9.3%の増加を示し、一方で石川県は2.6%の減少となりました。年齢階級別では、100歳以上が22.9%の増加と最大であり、70歳以上75歳未満は3.2%の減少と最も小さい増加率となっています。

歯科疾病分類別では、歯周炎が5.0%の増加、う蝕が0.5%の減少、歯肉炎が6.1%の増加、補綴関係が1.3%の増加、根尖性歯周炎が0.8%の減少を示しています。診療内容別では、歯冠修復および欠損補綴が1.7%の減少、処置が6.6%の増加、医学管理が8.1%の増加、検査・病理診断が8.2%の増加、初診が2.9%の増加となりました。

また、歯科用貴金属別では、歯科鋳造用金銀パラジウム合金が17.1%の減少、歯科鋳造用銀合金第1種が6.5%の増加、歯科鋳造用銀合金第2種が6.0%の減少を示しています。

このように、令和5年度1月の歯科医療費の動向は、制度別、医療機関別、地域別、年齢階級別、歯科疾病分類別、診療内容別、そして歯科用貴金属別に詳細に分析されており、今後の医療政策における重要なデータとなっています。詳しい内容は厚生労働省のホームページで確認できます。

⇒ 詳しくは厚生労働省のWEBサイトへ