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2024年10月4日

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令和5年産米、販売数量は増加も民間在庫は40万トン減少―8月末現在

令和5年産米の契約・販売状況、民間在庫の推移及び米穀販売事業者における販売数量・販売価格の動向について(令和6年8月末現在)(農水省)

農林水産省は、令和5年産米の契約や販売状況、民間在庫の推移、そして米穀販売事業者における販売数量と価格動向について、令和6年8月末時点のデータをまとめて公表しました。これにより、米の流通状況や市場での取引動向が明らかになっています。

まず、背景として平成30年からの米政策の見直しが挙げられます。これにより、生産者や集荷業者が自らの経営判断で需要に応じた米生産が可能になるよう、需給や価格に関する詳細な情報が提供されています。この一環として、毎年定期的に米の契約・販売状況や在庫情報が公表されており、今回は令和6年8月末時点のデータが報告されました。

令和6年8月末時点における契約・販売状況を見ると、全国の集荷数量は257.4万トンで、前年同月比で約15.9万トンの減少が見られました。契約数量も254.7万トンで、前年同月から14.8万トンの減少となっています。一方で、販売数量は226.6万トンとなり、前年同月比で9.5万トン増加しました。この増加は、消費者の需要が高まったことや流通が円滑に進んでいることを示している可能性があります。

次に、全国の民間在庫の推移についてですが、8月末時点での在庫量は65万トンとなり、前年同月比で40万トン減少しています。この在庫量の減少は、米の消費が安定しており、在庫が適切に消化されていることを意味していると考えられます。なお、この民間在庫に関する詳細な情報は、別添の参考資料に記載されているため、さらなる分析が必要です。

最後に、米穀販売事業者における販売数量と価格の動向についてです。令和6年8月末時点での販売数量は、前年同月比で100.0%となっており、前年とほぼ同じ水準で推移しています。小売事業者向けと中食・外食事業者向けの販売数量も同様に100.0%で、特に大きな変動は見られません。しかし、販売価格には変化が見られ、小売事業者向けの価格は前年同月比で28.6%増加し、中食・外食事業者向けの価格は14.9%上昇しました。この価格上昇は、需要の高まりや生産コストの変動が影響していると考えられます。

以上の情報をもとに、米の流通市場においては販売数量は安定しているものの、在庫の減少や販売価格の上昇が見られることが確認できました。今後の米の需要や供給、価格動向については、引き続き注視が必要です。また、詳細なデータや調査結果は、農林水産省のホームページで確認することができるため、興味のある方はぜひご覧ください。

⇒ 詳しくは農林水産省のWEBサイトへ

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