2024年8月8日
労務・人事ニュース
令和5年産米の契約・販売状況速報:北海道から静岡までの詳細データ

令和5年産米の産地別契約・販売状況(累計、うるち米、令和6年6月末現在)(速報)(農水省)
令和5年の米の産地別契約および販売状況について、令和6年6月末現在の速報が発表されました。ここでは、北海道から静岡までの主要産地における米の集荷、契約、販売数量の詳細を報告します。
まず、北海道では総集荷量が280.8千玄米トン、そのうち契約量が269.4千玄米トンで契約比率は96%でした。販売数量は207.1千玄米トンで、販売比率は74%に達しています。代表的な品種である「ななつぼし」は、集荷量134.0千玄米トン、契約量131.0千玄米トン、販売量102.4千玄米トンとなっています。これにより契約比率は98%、販売比率は76%となりました。「ゆめぴりか」も同様に高い契約比率(90%)と販売比率(73%)を示していますが、「きらら397」の販売比率は44%と低めです。
青森県の状況を見てみると、総集荷量112.1千玄米トンに対して契約量は107.9千玄米トン、契約比率は96%でした。販売量は80.5千玄米トンで、販売比率は72%です。「まっしぐら」は集荷量83.2千玄米トン、契約量80.2千玄米トン、販売量56.9千玄米トンで、契約比率は96%、販売比率は68%です。「つがるロマン」は契約比率94%、販売比率82%と比較的安定しています。
岩手県では、集荷量112.1千玄米トン、契約量108.0千玄米トン、契約比率96%、販売量67.3千玄米トン、販売比率60%となりました。「ひとめぼれ」は集荷量84.4千玄米トン、契約量80.9千玄米トン、販売量48.4千玄米トンで、契約比率96%、販売比率57%です。「あきたこまち」は契約比率99%、販売比率69%となっています。
宮城県では、総集荷量が156.8千玄米トン、契約量が151.4千玄米トン、契約比率97%、販売量99.4千玄米トン、販売比率63%です。「ひとめぼれ」は集荷量119.1千玄米トン、契約量115.0千玄米トン、販売量72.0千玄米トン、契約比率97%、販売比率60%です。「つや姫」も契約比率97%、販売比率65%と高い数値を示しています。
秋田県では、総集荷量が221.7千玄米トンに対して契約量が240.9千玄米トン、契約比率は109%に達し、販売量は172.6千玄米トン、販売比率78%です。「あきたこまち」は集荷量182.3千玄米トン、契約量201.4千玄米トン、販売量146.3千玄米トン、契約比率110%、販売比率80%と非常に高い数字を示しています。
山形県では、集荷量180.7千玄米トン、契約量167.3千玄米トン、契約比率93%、販売量127.2千玄米トン、販売比率70%です。「はえぬき」は集荷量95.3千玄米トン、契約量88.9千玄米トン、販売量64.2千玄米トン、契約比率93%、販売比率67%となっています。「つや姫」は契約比率99%、販売比率82%と高い契約・販売比率を維持しています。
福島県の状況は、集荷量124.4千玄米トン、契約量133.0千玄米トン、契約比率107%、販売量72.0千玄米トン、販売比率58%です。「コシヒカリ(中通り)」は契約比率91%、販売比率65%、「コシヒカリ(会津)」は契約比率141%、販売比率45%となっています。「ひとめぼれ」は契約比率101%、販売比率52%です。
茨城県では、集荷量64.0千玄米トン、契約量64.2千玄米トン、契約比率100%、販売量54.6千玄米トン、販売比率85%です。「コシヒカリ」は契約比率100%、販売比率84%です。「あきたこまち」は契約比率100%、販売比率95%と非常に高い契約・販売比率を示しています。
栃木県では、総集荷量106.6千玄米トン、契約量95.2千玄米トン、契約比率89%、販売量63.3千玄米トン、販売比率59%です。「コシヒカリ」は契約比率90%、販売比率60%です。「とちぎの星」は契約比率90%、販売比率52%とやや低めの販売比率となっています。
群馬県では、総集荷量17.2千玄米トン、契約量14.2千玄米トン、契約比率82%、販売量11.2千玄米トン、販売比率65%です。「あさひの夢」は契約比率84%、販売比率68%となっています。「ゆめまつり」は契約比率78%、販売比率54%とやや低めです。
埼玉県では、総集荷量16.2千玄米トン、契約量15.3千玄米トン、契約比率95%、販売量12.4千玄米トン、販売比率77%です。「彩のかがやき」は契約比率99%、販売比率77%、「彩のきずな」は契約比率88%、販売比率67%です。「コシヒカリ」は契約比率98%、販売比率83%です。
千葉県では、総集荷量59.6千玄米トン、契約量57.3千玄米トン、契約比率96%、販売量55.5千玄米トン、販売比率93%です。「コシヒカリ」は契約比率97%、販売比率93%、「ふさこがね」は契約比率94%、販売比率88%です。
静岡県では、総集荷量7.7千玄米トン、契約量7.7千玄米トン、契約比率100%、販売量7.7千玄米トン、販売比率100%です。「コシヒカリ」は契約比率100%、販売比率100%です。「きぬむすめ」も契約・販売比率ともに100%となっています。
以上のように、各地域での米の契約・販売状況は多岐にわたり、契約比率や販売比率も品種ごとに異なる結果が見られます。特に「コシヒカリ」や「ひとめぼれ」といった主要品種は安定した契約・販売比率を示していますが、一部品種では販売比率が低めになる傾向も見受けられます。これらのデータは今後の米の流通や販売戦略において重要な指標となるでしょう。
⇒ 詳しくは農林水産省のWEBサイトへ