2024年3月7日
労務・人事ニュース
令和5年12月航空輸送速報 国内線と国際線の旅客数増加
航空輸送統計速報(令和5年12月分)(国交省)
国内外の航空輸送に関する最新データが発表されました。この報告は、令和5年12月の航空輸送統計に基づいており、旅客および貨物輸送の動向について詳細な情報を提供しています。特に注目されるのは、国内外での旅客数と貨物量の変動です。
国内線では、旅客数は前年の同じ月と比較して2.6%増加し、約848万人が輸送されました。これは、2019年の同じ期間と比べると1.3%の減少を示しています。また、旅客キロ数(旅客1人が1キロ輸送されることを示す単位)も前年比1.8%増の約797万キロに達し、座席利用率は71.4%となりました。一方で、貨物輸送量は58,076トンに減少し、これには超過手荷物や郵便物も含まれています。貨物の重量利用率は50.9%でした。
国際線の旅客輸送量は、前年同月比51.1%増の約155万人で、人キロベースでは27.1%増の約760万キロと大幅に増加しました。これは、2019年の同じ期間と比べると旅客数で20.4%、人キロベースで15.2%の減少です。座席利用率は76.2%に達しました。貨物輸送においては、トンベースで117,728トンが輸送され、これには超過手荷物や郵便物も含まれていますが、前年同月比で3.4%の減少を記録しました。重量利用率は66.3%でした。
この統計は、航空業界が直面する現在の課題や成功を反映しています。旅客輸送の増加は、国内線および国際線の両方で回復傾向を示していますが、貨物輸送の減少は、特に国際線において、引き続き業界にとっての挑戦となっています。これらのデータは、航空業界が今後数ヶ月でどのような動きを見せるかについての重要な手がかりを提供しており、産業関係者や政策立案者にとって貴重な情報源となっています。
⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ