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2024年3月5日

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令和6年「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」を実施(厚労省)

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職場での熱中症をSTOP!夏の健康管理に向けた取り組み

日本では、職場における熱中症を防ぐための取り組みがますます重要になっています。この背景から、厚生労働省は、企業や労働者が熱中症に対する正しい知識を持ち、予防策を講じることを目的とした「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」を展開しています。このキャンペーンは、5月から9月の間にわたり実施され、職場での熱中症防止に向けた具体的な行動を促しています。

この取り組みでは、まず職場での熱中症予防の基本である暑さ指数(WBGT)の測定と理解が求められます。この指数は、気温だけでなく湿度や風速、太陽の照り返しといった要素を総合して、環境の暑さを数値で示すものです。これに基づき、企業は適切な熱中症予防策を計画・実施することができます。

また、労働者自身が熱中症のリスクを理解し、予防するためには、労働衛生教育が不可欠です。事前に知識を身につけることで、自分自身や同僚の安全を守ることが可能になります。さらに、糖尿病や高血圧など、熱中症のリスクを高める健康状態にある労働者に対しては、特別な配慮が求められます。これらの労働者には、医師の助言に基づく個別の予防策が必要となります。

令和5年には、熱中症による死亡を含む重大な事故が1,045件発生し、28人が亡くなっています。特に建設業や製造業での事故が目立ち、多くの場合、事前の暑さ指数の把握や労働衛生教育の不足が問題となっていました。また、健康上のリスク要因を持つ労働者への配慮が不足していた事例も多く見られました。

「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」を通じて、厚生労働省は、事業主や労働者に対し、熱中症予防のための正しい知識と対策の重要性を広く伝え、実践を促しています。この取り組みが、今後も職場における熱中症の事故を減少させ、労働者の安全と健康を守る上で大きな役割を果たすことが期待されています。

⇒ 詳しくは厚生労働省のWEBサイトへ

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