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2024年4月3日

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令和6年の地価公示 3年連続上昇 全国で続く地価の上昇傾向とその影響

全国の地価動向は全用途平均で3年連続上昇 ~令和6年地価公示~(国交省)

日本の地価は、景気回復の流れの中で全国的に上昇しています。特に、大都市圏と地方を問わず、地価の上昇傾向が続いており、この3年間で地価が上昇していることが確認されました。この上昇は、住宅地、商業地を含む様々な用途の土地において見られ、特に大都市圏ではその上昇率がより顕著になっています。

国土交通省による最新の調査では、日本国内26,000の地点を対象に、土地の価格を詳しく分析しました。この分析により、全国的に住宅地や商業地などの地価が3年連続で上昇していることが示されています。東京、名古屋、大阪の三大都市圏では、さらに上昇率が高まっており、地方都市も例外ではありません。

地方圏に目を向けると、札幌市、仙台市、広島市、福岡市などの主要都市では、連続して地価が上昇し続けています。特に商業地の価格上昇率は目立ち、地価の動向が積極的な兆しを示しています。

この地価の上昇は、日本の経済回復の一環として解釈されており、不動産市場の健全な発展を促す可能性があります。公示された地価は、土地取引の基準となるほか、公共事業などのための土地価格算出の基準にも用いられます。

地価の動向を詳しく知りたい場合は、国土交通省のウェブサイトや標準地・基準地検索システムで、具体的な地点の価格情報を確認することができます。今後の不動産市場の動向に注目が集まっており、土地価格の上昇が経済全体にどのような影響を与えるのか、多くの関心が寄せられています。

令和6年の注目!住宅、商業、工業地の地価上昇の背景と要因

この1年間で、日本全国の地価がどのように変化したかについて解説します。

昨年からのデータを見ると、日本全体で住宅地、商業地、工業地を含む全ての用途の地価が3年連続で上昇しています。特に、東京、名古屋、大阪の三大都市圏では、これらすべてのカテゴリーで上昇率が拡大し、経済の中心地であることが影響していると考えられます。大阪では、商業地の価格が2年連続で上昇し、その上昇率も拡大しています。

地方では、札幌市、仙台市、広島市、福岡市の四市を含む地方圏でも地価が11年連続で上昇しました。商業地に限っては、特に上昇率が顕著に拡大しています。

この地価上昇の背景には、景気の緩やかな回復があります。地価は全国的に上昇傾向にあり、三大都市圏だけでなく地方圏でも上昇率が拡大しています。

住宅地については、都市中心部や利便性と住環境が優れた地域での需要が高く、地価が上昇しています。新しい鉄道路線の開通など、交通利便性が向上したことも、価格上昇に一役買っています。また、リゾート地では、外国人を含む需要が増え、特に地価が上昇しています。

商業地の場合、人々の動きが戻ってきたことで店舗の需要が回復し、オフィス需要も安定しています。再開発が進む地域では、賑わいや利便性が高まることから地価が上昇しています。観光地や繁華街でも、観光客の戻りと共に地価が大きく回復しています。

工業地では、大手半導体メーカーの進出などが影響し、住宅地や商業地とともに地価が上昇しています。電子商取引市場の拡大に伴い、大型物流施設用地の需要も高まっています。

しかし、地方部では人口減少などの影響で、地価が下落する地点もあります。

以上の結果から、地域や用途によって異なる地価の動きが見られますが、全体としては日本の地価は上昇基調を維持しています。

「地価公示」はこちら

⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ