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2024年3月29日

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令和6年の運送業界革命 運賃8%引上げと新約款の施行

新たなトラックの標準的運賃を告示しました~運賃水準を8%引き上げるとともに、荷役の対価等を新たに加算~(国交省)

令和6年3月22日、国土交通省は、トラック運送の新しい運賃基準を発表しました。これにより、以前の基準から8%の運賃上昇と荷役作業に対する費用を加えた金額が設定されました。この措置は、トラックドライバーの賃金向上を支援するためのものであり、今後も関連部署や産業界と協力して、効果を高めるための施策を進めていく予定です。

近年、トラック運送業界では、ドライバーの賃金を適切に反映するための適正運賃の確立が求められています。2024年の問題に直面して、業界の持続可能性を保つためには、運賃の適正化が不可欠です。

この背景の下、国土交通省は昨年から運賃および諸条件の見直しを進めており、荷主への運賃の適切な転嫁や、多重下請け構造の改善などが検討されてきました。昨年行われた検討会では、運賃や料金設定の多様化を含む提言がなされ、それを基に今回の運賃改定が行われました。

この新しい運賃制度は、トラック運送業界全体の健全な発展を促すことを目的としています。これにより、ドライバーの待遇改善や業界の公正な競争環境の整備が期待されます。また、新しい標準運送約款も発表され、6月1日から施行されることが決定しました。

この運賃改定と約款の見直しにより、トラック運送業界のさらなる進化と、ドライバーの働きやすい環境の構築が進むことが期待されます。

⇒ 詳しくは国土交通省のWEBサイトへ

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