2024年11月4日
労務・人事ニュース
令和6年度ものづくり開発奨励補助金、最高100万円の支援で新技術開発を後押し
姫路市 令和6年度 ものづくり開発奨励補助金
姫路市は、地域の産業振興を目的に「令和6年度ものづくり開発奨励補助金」の募集を開始しました。この補助金は、機械、電子、化学といった技術分野において、新製品や新技術を開発する中小企業者に対して交付されるもので、最大で100万円の助成が行われます。また、選ばれた企業には資金支援だけでなく、展示会への出展やメディアを通じた広報支援など、企業の製品や技術を広く発信するためのサポートも提供されます。
今回の募集期間は、令和6年10月15日から12月13日までとなっており、郵送での申請も可能ですが、最終日の消印が有効とされます。対象となるのは、姫路市内に本社や主要な事業所を有する中小企業者で、市税の滞納がないことが条件です。補助対象として認められるのは、令和6年度中に完成または完成見込みの新製品や新技術に関する開発プロジェクトです。
申請書類の提出は、姫路市役所の本庁舎9階にある産業振興課で受け付けています。提出が必要な書類としては、補助金交付申請書や開発事業計画書、法人の場合は登記事項証明書、個人事業者の場合は住民票など事業実態を証明する書類、特許に関連する申請書や通知書の写し、そして開発対象となる製品や技術に関する資料が含まれます。加えて、姫路市税の滞納がないことを証明する書類も必要です。
補助金の額は、開発に要した経費に基づき、最高100万円までが支給される予定です。予算の関係上、今回はおよそ3件程度が対象となる見込みです。なお、交付が決定した場合には、さらに詳細な資料の提出が求められます。
申請後、学識経験者で構成される選考会議によって選考が行われます。応募者は、審査の際にプレゼンテーションを行う機会があり、その場で事業内容や開発の意図について説明する必要があります。ただし、応募者数が多数の場合は、書類審査が行われ、プレゼンの対象となる企業は上位10社程度に限定される可能性があります。選考委員は、兵庫県立大学や姫路獨協大学、兵庫県立工業技術センターなどの専門家で構成されており、公平な審査が期待されます。
この補助金は、姫路市内の企業にとって新たな技術開発の後押しとなり、地域の産業活性化に大きく貢献するものです。興味を持たれている企業の方々は、必要書類を整えて応募を検討されると良いでしょう。
⇒ 詳しくは姫路市のWEBサイトへ