2024年8月7日
労務・人事ニュース
令和6年度全国労働衛生週間開催!健康職場で笑顔を推進
令和6年度「全国労働衛生週間」を10月に実施(厚労省)
厚生労働省は、令和6年度の「全国労働衛生週間」を10月1日(火)から7日(月)まで実施することを発表しました。今年のスローガンは「推してます みんな笑顔の 健康職場」となり、これは愛知県の水野綾子さんの作品が一般公募の268作品の中から選ばれたものです。
全国労働衛生週間は、労働者の健康管理や職場環境の改善を目的として、昭和25年から毎年実施されており、今年で75回目を迎えます。毎年9月1日から30日までが準備期間で、10月1日から7日までが本週間となります。この期間中、各職場では職場巡視やスローガンの掲示、労働衛生に関する講習会や見学会が開催され、労働衛生に対する意識向上と自主的な取り組みが促進されます。
今年度の重点事項として、高年齢労働者を含む全ての労働者の健康管理が掲げられています。具体的には、過労死や長時間労働による健康障害の防止対策、メンタルヘルス対策、病気を抱えた労働者の治療と仕事の両立支援などが含まれます。また、化学物質対策においては、特定化学物質障害予防規則や石綿障害予防規則などの法令に基づく取り組みを徹底し、各事業場でのリスクアセスメントとその結果に基づくリスク低減対策を推進します。
今回のスローガン「推してます みんな笑顔の 健康職場」は、働く上で基本となる健康の確保を推進し、誰もが笑顔で快適に働ける職場づくりを目指すという意図が込められています。このスローガンのもと、各職場では健康管理や職場環境の改善に積極的に取り組み、労働者が安心して働ける環境を整えていくことが期待されています。
全国労働衛生週間を通じて、労働者一人ひとりの健康と安全が守られ、働きやすい職場環境が整備されることを目指し、引き続き労働衛生に対する取り組みが進められていきます。職場での具体的な取り組みとしては、定期的な健康診断の実施や結果に基づくフォローアップ、ストレスチェックの実施とその結果を活用した職場環境の改善、作業環境の測定とその結果を踏まえた改善策の実施などが求められます。
また、労働者自身も自らの健康管理に積極的に取り組み、適切な休息や栄養バランスの取れた食事、適度な運動を心がけることが重要です。職場全体で健康管理の重要性を共有し、相互に支え合う風土を醸成することで、働きやすい職場環境の実現に向けた取り組みがより効果的に進められるでしょう。
以上のように、令和6年度の「全国労働衛生週間」は、労働者の健康と職場環境の改善を通じて、全ての労働者が笑顔で働ける職場づくりを推進する重要な機会となります。皆さんもぜひ、この週間を契機に、職場での健康管理や労働衛生に対する意識を高め、一緒により良い職場環境を目指していきましょう。
⇒ 詳しくは厚生労働省のWEBサイトへ